10年前の今日、年末の押し迫る師走12月30日、私はこのブログを開設しました。
全く書く力もなかった私が、ちょっとした興味から始めたブログの旅は、今振り返ると深い学びと成長の記録となっていました。
あれから10年ね…
親指シフトのイベントで講師のものくろさんとの出会いから始まりました。
「ブログって、書き続けると人生変わるよ」
そう言われた言葉に何故か心惹かれて「じゃぁやってみます!」とお願いしたブログ開設。
WordPressという自分専用のキャンバスに、初めて絵を描くように、おそるおそる一歩を踏み出したのです。
技術的な不安も多かった中、ものくろさんの丁寧なサポートのおかげで、新しい扉を開くことができました。
新年を機に「新しい自分との出会い」を求めて始めたブログでしたが、当初は何を書くべきか明確な方向性もありませんでした。
ただ、「書いているときっと何かが見えてくる」という漠然とした直感と、仲間との「幸せを共有したい」というほんわかとした思いだけを胸に抱いていました。
私自身の応援歌
先ずは100記事と励まされ「よし!頑張るぞ!」と意気込んだものの、すぐに現実の壁にぶつかりました。
記事作成にかかる膨大な時間と焦りという格闘の中で、何度もめげそうになりました。
「どうやったら続けられるか」「その先に見えるものは何なのか」という問いを、自分に投げかけ続けた日々でした。
継続を支えてくれたのは、月1回のブログレッスンと、かけがえのない仲間たちでした。
定期的な学びの機会、仲間との交流によるモチベーション維持、互いのサポートという三つの柱が、長期継続の基盤となりました。
また、この10年の歩みは、喜びと悲しみが交錯する人生そのものでした。大切なブログ仲間や母との死別という深い悲しみを経験しましたが、孫の誕生という大きな喜びも味わいました。
ブログは、そんな人生の喜怒哀楽すべてを刻む大切な記録となっていったのです。
読者に向けて書いた言葉は、実は自分の心も満たしていきました。
自分の言葉で自身を叱咤激励し、時にはクスッと笑って希望を見出す—このブログは、まさに私自身の応援歌となっていたのです。
コーチングで学び、ブログで考えを深める
「幸せは満ちていく」をテーマに掲げてから数年後、コーチングの学びも始めました。
そこで大きな転機が訪れます。
「あなたには価値がないのですか?」というコーチの問いかけは、鋭利な刃物のように私の心を切り裂きました。
それまで無意識に抱えていた「自分には価値がない」という思い込みと、そこから生まれる「認めてもらわないといけない」という焦りに、初めて気づかされたのです。
コーチングと並行して心の基盤を整えることを学び、変化が訪れ始めました。
今でも様々な刺激に心は揺れることがありますが、自分を見つめ、状況を俯瞰する力が身についてきました。
必要な時にはサポートを受け入れながら、心のバランスを取り戻せるようになってきたのです。
そして気づいたのは、ブログを書くという行為自体が、心の揺らぎをサポートし、自分を客観的に見つめるための大切なツールとなっていたということでした。
心が揺れた時の自己表現の場であり、自分を見つめ直す機会であり、気持ちを整理するツールとして、ブログは私の成長を支え続けてくれていたのです。
私の人生の断片が織り込まれ
最近では「徒然なるままに」という日記形式で、日常の何気ない思いも気負いなく綴れるようになりました。
完璧を求めすぎず、等身大の自分を表現できる自由を得られたことは、この10年間での大きな変化の一つです。
1000記事を超える投稿の一つ一つには、私の人生の断片が織り込まれています。
モノクロさんをはじめとしたブログ仲間のみんな、メンターコーチを筆頭とするコーチ仲間のみんな、読んでいてくれる皆さん、そして自分にも。
ありがとう!これからもよろしくね^ ^
これからも「気負いなく」、でも確かな想いを持って、新たな10年への一歩を踏み出していきたいと思います。