以前娘との南米へ旅の計画をしているとブログで書いたのですが、娘との2人旅の予定が友人2人追加参加となり、賑やかな旅となりそうだ。
とは言え、人数が増えた分、責任も重くなる。そのため、様々なトラブルに対して事前に予測をしておく必要がある。
ここで私の失敗談をお話ししたい。
海外旅行はご近所に遊びに行くような感覚だった
忘れもしない2011年の年の瀬、12月13日にアメリカに住む友人からクリスマスカードが届いた。
内容はカンクン(メキシコ)にウィークリーマンションを購入し、ホリデーシーズンをそこで過ごしています。空き部屋があるからまた遊びに来てねという誘いだった。
これはチャンスだと思った。カンクンには一度も行ったことがなかったし、誘われているのだから行っても良いだろうと都合よく解釈した。そこに、『また』という2文字は私の辞書にはなかったのだ(笑)
とはいえ、友人はこの手紙が到着している頃にはカンクンでバカンス中だろうと思った。
すぐに友人に国際電話(その当時は、LINEやメッセンジャーのようなものは無い)をした、「え〜〜〜!今からくるの?(笑) 確かに部屋はあるので1人で来れるなら、カンクンに来て良いよ」との返事。
その日のうちに飛行機のチケットを予約し、1週間後の12月19日に関西空港からサンフランシスコ経由でカンクンへ向かうことにした。
まぁ、昔、海外添乗員をやっていたから友人も心配ないだろうと判断し「じゃ、空港ついたら迎えに行くわ」と、あたかもご近所に遊びに行くような感覚だった。
アメリカに入国する際、ESTA(エスタ)申請が必要
慣例通り、アメリカでの乗り継ぎだと思い、何も調べずに飛行機を予約し、当日急いでチェックインカウンターへ向かった。
すると係員から「お客様、アメリカ入国の際のビザをお持ちでしょうか?」と尋ねられた。
何のことかと詳しく聞くと、メキシコはビザが不要なのは調べていたものの、サンフランシスコでの乗り継ぎの際に一旦アメリカに入国するため、ESTA申請が必要だということだった。
関西空港のチェックインカウンターで驚いたことは言うまでもない。
かつて海外添乗員をしていた経験から、どれだけ抗議しても規則は変えられないことは分かっていた。
昔はアメリカに入国する際、ビザは必要なかったのだが、2009年からESTA(エスタ)申請という電子渡航認証制度が始まっていた。
しかし、私は全くそれを知らなかった。2006年頃にアメリカを訪れた時はビザが不要だったため、私は悠長に構えていたのだった。
当日、ESTA申請をして飛行機に飛び乗った
日程を変更してビザを取り直すことになるだろうと覚悟していたところ、ユナイテッド航空の係員に相談すると、
「ESTA申請はネットで可能です。
クレジットカードをお持ちなら、その場で支払いと申請ができます。ただし、申請が受理されていない場合は強制送還の可能性もあります」と説明された。
強制送還も覚悟の上で、ネットでの申請方法を尋ねた。
当時はまだガラケーの時代で、Wi-Fi環境のあるパソコンが必要だった。
幸い、関西空港内にビジネスセンターがあり、そこでアメリカへの入国手続きを完了することができた。
海外渡航では各国固有のルールが存在する
アメリカの友人は日本人だが、結婚してグリーンカードを持っているため、ESTA申請の件は知らなかったようだ。
そのため事前の情報提供がなく、私も危うく入国できないところだった。
このように、たとえ乗り継ぎであっても入国する際にはビザが必要となる。調査不足は完全に私の落ち度だった。
このように、海外渡航では各国固有のルールが存在する。
これらのルールを守らなければ強制送還となるのは当然だが、「無知の知」という言葉通り、事前の十分な調査が必要不可欠である。
具体的な注意点として:
- パスポートの残存有効期間
アメリカ:3ヶ月程度
南米:6ヶ月以上 - ESTA申請の有効期限確認
- 経由地での入国要件確認
これらの確認を怠れば、チェックインカウンターで搭乗を拒否され、旅行費用が無駄になる可能性もある。
今までの教訓を活かし、できる限りのトラブル対策を事前に行っていきたい。
実は、この南米旅行、まだまだ問題が山積しているが、それはおいおい書いていきたいと思う。ワハハハ
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