年齢が60に近づくにつれて、大丈夫と思っていても徐々にガタがきているようです。
今日は、先日感じた目の違和感から、加齢ではなく網膜の一部が断裂していたので緊急手術をしてきたというお話です。
加齢による飛蚊症かなぁ?
実は、2週間前に、朝起きると目に違和感を感じ、アメーバのような黒い残像が見えました。ネットで調べてみると、加齢による飛蚊症(目に黒い点やゴミのようなものが見える症状)とあり、少し様子を見て病院に行くことにしました。
この日の午後には目の違和感は薄れていき、日常生活の中で特にバタバタしている時なんか全く気になりません。もしかして大丈夫なんじゃない?と思ったほどでしたが、とりあえず眼科に行くことにしました。
病院では、目の一般的な視力検査が終わり、疲れる位長く目を開けたまま眼球を動かしながらの診察です。
診断内容は、
「網膜断裂が2箇所と少し穴が空いていますので、レーザー治療で、その周りにタンパク質凝固をさせてそれ以上破けないようにせき止める手術をします。」とのこと。
「かかる費用は概ね4万円位。もちろん、健康保険を適用させてです。手術なので、もし生命保険等加入している場合、多少は任意保険でカバーできる場合がありますから、保険会社に聞いてみてください」と言われました。
思ってもしない告知に戸惑いながら、心の準備があるので、
「で、いつするんですか?」と聞いたところ、
「今からです!」とドクターが…。
はぁ…
考える余地無しって感じで、レーザー室に通されて、10分ほど目を開けて手術が行われました。
網膜凝固手術ってどんなん?
唐突に手術と言われちょっと戸惑いましたが、結論から言うと、先走る不安ほど大したことはなかったです。
視力検査をするような機械に自分の顎を乗せて、頭を固定されます。
目にレンズを入れ固定して、目の前の強い光を見つめながらドクターの指示の下、目の方向を定めレーザーを数十回撃っていきます。光なのでさほど痛みは感じませんが、それでも、目を右に左にと指示された方向に動かし、光が当たるたびに少しチクチクして、なんとなく目の裏が焼けたような感覚は心地よいものではありません。
唯一救われたのは、ドクターが「大丈夫ですよ、手術はうまくいっていますよ。」と何度も声をかけてくれたことです。
私の場合は、断裂部分が3箇所と多かった為、普通より時間を要したので終わった時はほんとぐったりでした。痛みよりも、不安と緊張の方が優ってるという感じです。
手術を受けて5分ほどは、ぼーっとした視力でしたが、すぐに回復してきたので、その後、支払いを済ませ自分で車を運転して帰ってきました。
緊急だったので狐につままれたような感覚です。
術後の過ごし方
3週間は普通の生活をしてかまいませんが、重たいものを持ったり力んだりして目の負担がかかるようなことをしてはいけませんとのこと。レーザー治療は成功しましたが、まだ、タンパク質がしっかり固まっていないので、その間に剥離してしまっては元も子もないからです。
コンタクトも直ぐに装着可能です。
私は数日後にゴルフに行く予定をしていたので確認すると、「絶対だめです!ゴルフは、ショットを打つ際に力むので、3週間は止めてください。その後は死ぬほどできますから…」とのこと。
あゝ〜〜残念だな…タイミングが悪いと思っていたのですが、それを察してか、
「完全に剥離してしまったら、大きな病院で1〜3週間の入院手術になるほど大変なことでしたよ。早く来ていただいてよかったです。」と言われました。
痛みのない症状ほど注意が必要
あっという間の出来事の手術の後、自分の車でひょこひょこと帰宅して元気に過ごしている姿を見て、家族からは、「なんやそれ。手術と聞いて驚いたけど…。」と言われました。
そうなんです、驚いたけど、あっという間の出来事で不安も考える余裕もなかったんです。笑。
しかし、年齢とともにいろんなところにガタがきていると言う事は否めません。
特に痛みのない病気は癖者で、症状が伴ってから病院に行っても時既に遅しということもあります。
最近ではネットなどで検索していろんな病状を知ることができますが、そんな情報を鵜呑みにせず、是非お医者さんに早めにかかることが早期発見、治療につながりますね。
また、県民共済保険に加入していたので、保険で少しカバーされたことも幸いでした。