私たちは毎日たくさんのものに囲まれ生活しています。
そして、ある日突然その物に寿命が訪れ、買い替えや修理を余儀なく迫られる事が往々にしてあるのですが、その際に、買おうか、買わずに代替品で済ますか、修理を出すかに迷うことありませんか?
今日は、そんな迷いからの決断を言語化しておくことのススメです。
会社の椅子の修理判断基準
先日、事務用に使っていたエルゴヒューマンという椅子の座面のメッシュ部分が破れてしまい、使用することが出来なくなりました。
この椅子は、10年程前、私がデスクワーク用の椅子として購入し、5年程使っていたのですが、事務所を移転する際、主人に譲り渡した物でした。
エルゴヒューマンの椅子は非常に座りやすく、長時間デスクワークするには最適の椅子ですし、リクライニング機能がついているので、座って体を休めることも可能です。
当時でも8万程でした。
そこで、修理相談窓口に電話すると修理自体は15,000円程でさほど高くないのですが、それに伴う配送費用が18,000円ほどかかり、修理以上に高くには驚きました。
では、35,000円の修理費用を天秤にかけて、修理をするか?しないか?を判断しなければなりません。
お金を使うことは、大なり小なり出費を伴いますので、色々基準を決めておいた方が後で後悔する事が少ないようです。
そして、私のなかでの判断基準は、自分の人生を豊にしてくれるものかどうか?という事です。
しかし、これは会社の椅子なので、私の中での判断基準は、『この椅子が会社に利益を生み出すかどうか?』というのが私の基準でした。
実際、他にもたくさんの椅子がありますし、長時間座わる必要性がなければ、特にこの椅子にこだわる必要性もありません。
確かに、この椅子はとても座り心地が良いです。ですが、私たちはクリエイティブな仕事をしてるわけではないので、この椅子によって利益をもたらすことはほとんどないのです。
と言うことで、私の判断基準は、暫くは捨てずにしまって置き、他の椅子を使うとい言うのが私の意見でした。
もちろん、この椅子は既に主人に譲り渡した物ですから、彼の判断基準に任せますが、このように自分の判断基準を述べて、するかしないかを相手に一任する方がお互いが納得でき、より良い選択をできるような気がします。
キッチンにあるオーブンレンジの修理判断基準
反対に、夏にヘルシオオーブンレンジから水が漏れ出して、シャープに出張の依頼をしました。
金額は椅子の修繕費用と同じで、出張費と修理費を合わせると35,000円ほどかかりました。
ヘルシオのオーブンレンジを買い直すと100,000円以上はかかります。かといって、スチームオーブンができる機能を別のメーカーで探しても修理費用(約35,000円)で賄うことはできません。
この時の判断基準は、毎日を健康に楽しく暮らすためにも、今の食生活にヘルシオのオーブンレンジが欠かさない生活になっています。なので、一日でも使用出来なくなると困るのが現状です。
よって、ここでの判断は迷いもなく修理することでした。
判断基準を言語化しておく
このように日々の中で、毎日使っていたものが壊れて代替品を余儀なく強いられたりすることがあると思いますが、その都度、判断基準を言語化しておくことで、どうしようか?と悩んだときに決断しやすくなります。
そして、これは購買についても一つの指針となり、衝動買いを無くす為のルール化にも役立ちます。
今までなんとなくやっていたこういった判断にも、常に自分はどうしたいか?どうありたいか?を意識する事でどんどん判断基準が固まって行き、何か大きな決断を迫られた時、後悔しない決断力が磨かれるのではないかと考えています。
小さな事でも、買う買わないを判断する基準を設けよう!
基準が見つからない時は、何故そうしたのかを言葉にし、経験を積み重さねることで、自分本来の心地よい基準が見えてくるはずです。