今回の大人の夏合宿では、参加者が自分の得意な部門を発表してくれました。
その中にはブログの事、Facebookの事、投資株の事、経皮毒の事、体験談など盛りだくさんで、どの部門をとっても甲乙つけがたい講座でした。
その中で、私が心に残ったナカさんの体験談から学ぶ私の気づきを共有してみたいと思います。
彼は、30後半のシステムエンジニアーで、大手企業に勤めるサラリーマンです。
彼の素晴らしいところは、全く海外旅行も留学もしていないのに、会社に勤めながら、数年でTOIEC900点台を成し遂げ、会社の代表選手として、 Win4Youth 2015のプロジェクトの参加のためにフランスへ行かれました。
彼の原動力はどこからやってくるのでしょうか?
2010年に立ち上げた 「若年層への支援」を行うプロジェクト
「Win4Youth」とは
若年層の「生活環境の質の向上」と「教育」の支援を目的に、アデコグループ全体で取り組んでいるプロジェクトです。具体的には、従業員による、「走る・歩く」「自転車で走る」「泳ぐ」といった活動を通じて、走行距離に応じ、さまざまな国の慈善団体に寄付されるそうです。
そして、この5月にはオーストラリアで開催された6日間に及ぶ、アンソニーロビンスのセミナーに参加されました。
ガネちゃんも驚いた参加費
「さて皆さん、オーストラリアで開催されたアンソニーロビンスの6日間のセミナー費用はいくらだと思いますか?」と、ナカさんがみんなに投げかけた。
う〜ん、???
多分、高額セミナーだと思うけど…以前、友人から聞いた事がある…モジモジ…
「参加費用は、渡航費、宿泊代を入れて100万です。 」
「ひ、ひゃくまん〜!?」
ガネちゃんは、あんみつ何杯食べられるやろうか?って無い指で計算していた。
それって、なんなん?
なんの価値があるん?
で、どうやったん?
と、値段を聞いたしりから、沢山の疑問が湧き出た。
ガネちゃんに言わすと、
「トニー君(アンソニーロビンスのアメリカでの愛称)はわしの弟子でな〜、今では偉い出世したみたいで、各界の超〜有名人がメンターとしているカリスマコーチなんやで〜。
つい、この間まで、ガネーシャさま、どうか私にお力を与えて下さい〜。って膝先づいて、すり寄ってきたのが嘘のようや…。
えらい出世して、100万もするようなセミナー開いとるかいな〜。
わし、その値段聞いて腰抜けそうになったわ!」
チャンスは無限
「で、ガネちゃん…
その、ア、アンソニーロビンスに何言うたん?」
「ウ〜ン、わしに100万くれたら教えたるわ!」と、ガネーシャが右手を私に差し伸べた。
「ガネちゃん、ガネちゃんは私のメンターなんやから、そんな事言うたらあかんわ。
第一、まだ成功してへんから、私の元にやってきてくれ訳やし…。
なんとか、今回のところは、葛をふんだんに使った、葛餅で我慢してや〜。」
と葛餅を手の平にのせた。
「ま〜ええわ。今回のところはまけたる。
そやけど、この教えは一回しか教えへんで〜。よ〜耳かっぽじって聞いておきや。
それはな…
ごっくん…
『リスクを恐れずに前に進め!チャンスは無限や!』
って事や。
心のリミッターを外す
トニー君はな、高校しか出ていない普通の人やったんやで、そやけど、これ言うた時、彼の目が変わったな〜。
彼は今まで、自分にはむりや〜って思っていたんや、『 自分の人生なんてだいたいこんなもんや』ってね。
そやけど、わしがそういうたら真剣に自分に問いかけたんや。
『その制限って、誰が作ったの??』
そう、他人じゃなくて、自分自身が自分をダメにしている。
だから考え方をもっともっと柔軟に、自由にしょうと…。」
トニー君と君達との違いは、たったそれだけや。」
自分の枠を外す事か…
私はおもむろに考えにふけっていた。
すると、ナカさんが共鳴するかのように、話してくれた。
「そうなんです。
僕も、何もできないと思っていたけど、それは自分を制限していただけで、僕でもできる事は一杯あるってわかってきたんです。
僕は今までサイクリングしかしていませんでした。
もちろん、高校や大学でサイクリング部でもなかったけれど、こうやって今自転車で走っていますし、泳ぐ事なんておもいもよらなかったのに先日は、トライアスロンに参加者しました。
彼が教えてくれたんです。プールで泳ぐ事は確かに安全です。何かあったら足をつく事ができます。でも、泳ぐという行為は、足が付こうか、つくまいが全く関係ないのです。
僕は、はじめ怖いと思っていたので、出来ない理由ばかり考えていました。でも、泳ぐと決めたら、先ず、やれる事をどんどん実行していったのです。
トライアスロン参加中、泳いでいる途中で右足を痛めました。
今までの僕だったら、痛〜い。もう、無理!とそこでリタイヤしていたと思います。
その時、僕が思った事は、まだ右足の太ももがあるし、左足もあると言い聞かせました。
そう、無いものを追い求めても何も始まらないのです。
今の自分を的確に知り、あるのもを十分に生かす。
今、ここに集中。」
なるほど〜、彼は本の中の机上の空論を語っているわけではない。
そう、100万を自分に投資し、自ら、自分の中にあるリミッターを外したのです。
まとめ
自分に制限をかけたらあかん!
何事にも、自分に何ができるかを考えろ!
そしたら、道が開ける。
って、ガネーシャがささやいた。そして、おもむろに請求書を差し出した。
そこには、
「あんたが成功したあかつきには、あんみつ一年分冷蔵庫に入れておく」
と書かれてあった。