michann 
なんだか、やたらにガネーシャ宛に本が届いてる。
いつの間に、ポチしたんやろう…
そやけど、珍しいな〜、いつも遊ぶか、食べるか、寝るかのガネちゃんが読書なんて…
と、違和感を覚えながら窓を眺めた。
今日もあいにくの雨、ここ数日夜になると20度を下回る涼しさだ。
なんだか夏という気がしない。
おかげさまで、４月に購入した乾燥機付き洗濯機が大活躍である
う〜ん、痩せた〜い！でも食べた〜い！
外出する気にもなれず、おやつを片手にコーヒーブレイクでもしようかと、アンパンにおもむろに手を伸ばした。
すると…
ガネーシャが、アンパンの入った袋をサッと取り上げ、
「え〜、君の『痩せる！』はどうしたんや？と聞いてきた」
「う〜ん、痩せた〜い！でも食べた〜い！」
と、歌いながら返答すると、いつになく手厳しい言葉が返ってきた。
「あのね…、何度も言いますが、
今のその行動が、あなたの明日を作ってるの！
そして、その食べ物が君の身体を作っている訳やね〜！」
と、いかにももっともらしいことを述べている。
「ガネちゃん、ガネちゃんかて甘いもんだ〜い好きやんか。
私ら、親友みたいなもので、この共通点で繋がってるようなもんちゃうの…。
そんな、急にもっともらしいこと言わんといて欲しいわ。」
と口ごたえすると、
「君、昨日ワシが100万円の講座費用と引き換えに教えてあげた、トニー君（アンソニーロビンス）の教えもう忘れたんか？」
「確か、『リスクを恐れずに前に進め！チャンスは無限や！』やったような…
これと今、アンパン我慢する事とどう関係するの！？」
感情をコントロールする事で、自分の理想に近ずくことができる
「えっと…
簡単に言うと、人生の質は感情をコントロールする事で変えることができる訳や。
リスクを恐れずに前に進め！って言っても、怖かったらよう前に進めへんやろ〜。
そやから、怖い〜という感情を取り除いてあげる作業が必要なんや。
それと一緒で、痩せたい〜！という気持ちとは裏腹で、食べたい〜！という気持ちがあるのは当然のことや。
そやけど、この感情をコントロールする事で、自分の理想に近ずくことができるとしたら、ちょっと考えるやろ。
そや、今の行動が明日の自分やからなぁ。」
そこまで、ガネーシャに言われたら仕方がない。
今日はあきらめるか…
と、おもむろに手にしたアンパン元に戻した。
あ〜〜〜〜〜〜。
私は気を取り直して、お風呂に入る身支度をし始めた、ふと鏡を見ると
アンパンを両手に抱えながらムシャムシャ食べているガネーシャの姿が映っている。
あのやろう〜。
結局君が食べるんかい！私のアンパン！
返せ〜〜〜〜！と、心の中で叫んだ。
そして、押し入れを開けてみると本が崩れ落ちてきた。
な、な、なんじゃ〜。
そこには、アンソニーロビンスの本が山のようにあった。
あいつ…
ほんまに、アンソニーロビンスは弟子なんやろうか…？
今日の教え
今日することが、あなたの明日からの運命を形づくる
その一口がブタのもと
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