ヘッ、へ、ヘックション! ズル、ズルズルズル〜〜
押し入れの中から、いや〜な擬音が聞こえてくる…。
あいつ、もしかしてお昼に食べようと思っていたら、キツネうどん、先にこっそり食べているんちゃうか?と疑いを持ちながら…
いや〜、ここは冷静に大人になって優しく声をかけてみた。
「どうしたん?がねガネちゃん?」 と
そしたら、ティッシュのゴミに埋もれたがねちゃんが、鼻を真っ赤にして寝ている。
「あら〜、ガネちゃん夏風邪??
ガネちゃん、あんた神様なんやから、風邪なんかひかへんのとちゃうん?」
と、いやみ風にサラッと流してみた。すると、鼻をズルズルさせながら、ガネちゃんが、
「わしも引きとうて引いたんちゃうわ。
最近は、なんでもえ〜薬が出ているやろ〜。そやから、ウイルス君は、なかなか住み心地が悪うてな〜。
そんな話を夜な夜なウイルス君はと話していたら、わし、うとうと寝てしもうて…。
最近、夜はめっきり涼しいがな、ここにえー住みか在るわ!てなもんで、いついとる訳や。
わしゃ〜神様やから、人間の作ったちんけな薬飲んでも効くはずないやろ〜。
しばらく、養生してまんねん。
ところで、先日言っていた、振り返りの件やけど…
で、どうなったん?
まさか、忘れたってことあらしませんやろうな〜〜あんさん。
おい、おい、
しらばっくれるようでは、この東山の金さんの桜吹雪しかとみておりましたで〜‼︎」と、
「は、はぁ〜、
って、ひれ伏すとでも思っているの?
ガネちゃん、風邪引いてる割には、頑張ってるね〜。
ま〜ええわ。今日のところは、このお代官様が許して差し上げよう!」
と言うと、今回の反省点を踏まえて、いろいろ考えてみた事をガネちゃんに打ちあけようとした。
そしたら ガネちゃん、
「今日はあかん!もう寝な…
枕元にあんみつとポカリスエット、それから今の時期はサクランボ。出来れば山形のなんちゅう〜とこかな〜?
めっちゃ大きい10円玉みたいなサクランボ食べとったな〜
それも取り寄せておいて!」
と、URLを残して布団に入ったが、もう収穫終了とのこと。金丸文化農園
今日は、スーパーのサクランボで我慢しておこう…
あ〜、セレブになりたい。とサクランボを食べながら思いにふけった。
ハ、ハ、ハクション〜
なぜか、我が家にハクション大魔王もやってきているみたいだ!