私は、嫁いでここ数十年、主人のビジネスを支え、主婦業そして子育てをしてきました。
しかし、最近になってふと思うことは、私が本当に今、ここに存在していることにどれだけの価値があるか?
単刀直入にいうと、キャリアもない専業主婦であったとしても、どのような価値があって、自立できているか?ということです。
今日は、その糸口を見つけ出す方法です。
あなたは、ただの労働者になっていませんか?
毎日、洗濯、食事、掃除、子育てに追われ自分の時間が経済的にも、そして時間的にも余裕がなくなる生活を余儀なくしている女性が世の中の大部分を占めているのではないでしょうか?
ルーティンワークのようにこなすことで、時間は短縮され、何も考えないで過ごすことが自分にとっても、相手にとっても確かに楽ですよね。
しかし、ふとそんな人生を振り返ると「フウゥ、、、」ってため息が漏れませんか?
疲れた体に鞭打って、結局、頑張っている自分は誰にも認めてもらえない。そんなことが、ふと心の中でよぎった瞬間、虚しさと寂しさで力が抜けてきませんか?
毎日、片付けては溢れ出す家事仕事。
会社などの仕事ならば、上司に認められたり、昇進したり、お給料もアップすることでしょう。
しかし、主婦業は、誰も褒めてくれない、認めてくれない。やって当たり前。
そんな労働が積み重なると、本当に自分の存在自体が嫌になって、「ア〜〜〜〜、嫌だ!!」と投げ出したくなってくるのです。
しかし、一番考えて欲しいことは、頑張っている自分を認めてもらうことではなく、あなたはただの労働者になっていませんか?ということです。
若くて健康な人なら、体力も気力も十分兼ね備えています。そんな人たちに多くみられがちなことは、ルーティンワークをただ単純にこなす、いち労働者になってないか?を考えるべきだと思っています。
それは、家事の、皿洗いや洗濯一つとってもです。
常に考え行動し続ける大切さ
子供が小さい頃、食事の支度、送り迎え、お弁当の用意と、めくるめくるように朝の時間が過ぎていきました。
時間がない私にとって、ルーティンワークのように家事をこなすことが一番効率的で楽だったのです。
ですから、家族の健康を考えるより、私自身の効率化を優先し、外食やインスタント食品を多く使用していた時期もありました。
もちろん、それを否定するつもりも全くないのですが、一番大切なことは何か?ということが大事だということです。
自分が疲れていたりイライラしたりすることは、家族にとって良い環境ではありません。そんな時に、気分転換のために外食やレジャーもいいでしょう。
しかし、物1つ買うにしても、衝動的に買うのと目的を持って買うのとでは全く意味が違うのです。
それは、毎日のその瞬間、瞬間で判断する基準になります。
どういう目的で仕事を進めていくかかが大切
例えば、家族の健康を前提に主婦業をすると、家の空間も食事の内容も全く変わってきます。
買い物一つとっても、健康的な献立メニューを考えてスーパーで買い物する人と、なんとなく安いからとか美味しそうだからと思って買うのとでは、買うものも献立も変わってきます。
そんな大層な!?と思われるかもしれません。しかし、この思考訓練こそ私たちにとって、家族にとっても、とても大事な思考形成となってくるのです。
目的を見失わず仕事を進めてきた人の先にあるもの
あなたは、自分に何もいいところがない。特技もキャリアもないとお考えでしょうか?
私もそうでした。
しかし、このように人生の選択全てに目的を持って進めていったなら、私たちにどのような力が付いてくるかお分かりでしょうか?
そうなんです、目的を見失わず業務を遂行する力です。
これは、一朝一夕で、できるものではありません。
しかし、このような力がついくるとたとえ職業が変わっても、その思考回路が機能するため、目的を見失わずに的確な処理ができる人になるのです。
主婦しかやっていないから、私は社会から無縁だわ、、とか、キャリアがないから自分は昇給しないと思っている皆さん、是非、目的を見失わずに的確な処理ができる人なら、今からでもチャレンジできるはずです。
そして、職種が変わっても、そのような人材はきっと社会に役に立つはずです。
是非、チャレンジしてみてください!!