昨日の朝、目覚めて見ると右肩が痛く腕が全く上がらなかったのです。
ヒャ〜〜、ついに五十肩と言われる物に遭遇したのか!
そんな数日のエピソードです。
自分の限界値を超える
とにかく、朝起きたら肩に激痛が走り、肩と腕の付け根を抑えると痛みが走ったのです。
前日は仕事で展示会に行っており確かによく歩きましたが、とりわけ重いものを持ったわけでもなく、転んだわけでもありません。
夜も早くに就寝し、早朝に一度起きた時はそのような痛みは感じられなたったのです。
触って見ても、腫れもなく骨が折れている感じでもありません。
なので、しばらく様子を見ていたのですが、肩は動かすと痛いので腕が肘から上に上がらないのです。
仕方なく、夕方に近くの鍼灸院に行きました。
鍼灸院さんは、私の症状を見て、これはいわゆる五十肩のような感じではなく、ある一部を抑えると痛いことから、骨折や脱臼の恐れがあるかもしれないと、先に整形外科に行くことを勧めてくれたのです。
しかし、あいにくこの日はどの整形外科も休診で諦めていたのですが、知り合いの方から接骨院に行って見たら?と紹介を受けました。
初めて受診した不思議な治療
確かに、骨折ではないことは目で見て明らかでしたし、どうせ明日整形外科に行くまで何もしないでいるよりいいかと思い接骨院に足を運びました。
紹介された接骨院は、スポーツ整体を中心に行う接骨院で、揉んだりすることはほとんどありませんでした。
とても不思議な接骨院で、どちらかというと、カイロプラクティクスに近い感じです。
仰向けにゴロンとなり、足と骨盤をやわらかく整えて行くのです。その後腕をゆっくり右に左に回していきます。
これが治療なのか??というぐらい柔らかな動きです。
一時間ほど待って、施術をしてもらったのはほんの20分あったか?なかったか?です。次に、『立って見てください。』と言われて、立って見て、もう一度身体チェックを視覚でおこなった後、先生からのアドバイスは、
「寝ていて、朝起きたら急に痛みが走るというのは、今まで積もってきた無理が、限界値を超えて出たんでしようね。
しばらく、通院して見てください。2〜3回で痛みは治りますが、根本的に体をどんどん緩めていかないと、今のままではまた同じことの繰り返しになりますよ。
自分の体に意識を向けてやることが、大切です。
異変がに気付いたら、直ぐに来てください。」と言われました。
そういえば、先日もそんなこと言われたような、、、笑
治療が終わっても特に痛みが取れた訳ではなかったので、私は疑問を覚えながら帰路につきその日は早々に寝ました。
今日朝起きると、ずいぶん痛みがなくなり、昨日よりも腕が上がるようになっていたのです。
そして、今日も治療に行ったのですが、昨日までは、車のハンドルすら痛くで握れなかった私が、見違える程の回復力で夕方からは腕が上まで上がるようになっていたのです。
これもきっといいタイミングで起きたサインかもしれませんね。
少し、気を張らずに緩めて行く方向で人生を楽しみたいと思っています。ってか、、、できるかなぁ〜〜笑。
【肩関節周囲炎(四十肩/五十肩) Periarthritis Scapulo-humeralis】
[どんな病気か]
一般には、四十肩、五十肩と呼ばれていますが、正式な病名は、肩関節周囲炎といいます。関節の周りにある組織の変化や、炎症などによって、肩に痛みが出る病気です。
肩関節の動きをつかさどる筋肉のうち、たいせつな4つの筋肉(棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、肩甲下筋(けんこうかきん)、小円筋(しょうえんきん))が骨に付着する部分(腱(けん))を腱板(けんばん)といい、この腱板は、上腕骨(じょうわんこつ)の上の部分(結節部)についています。
年齢とともに、この腱板の炎症や部分的な断裂、また、腱板の上にある袋(肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう))の炎症や癒着(ゆちゃく)がおこりやすくなり、こうしたことが肩の痛みや動きの制限をもたらします。
また、腕の力こぶをつくる上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)の腱に炎症(上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎(じょうわんにとうきんちょうとうけんけんしょうえん))がおこり、これによって、肩の痛みや動きの制限が現われることもあります。
[症状]
肩を動かすと痛みがおこります。腕を上げたり、背中にまわしたりするときにも痛みます。
はじめは痛みが強く、夜間、とくに朝方に強くなります。そして、しだいに肩の動きが不自由になってきます。
ただし、腱板に石灰が沈着する石灰沈着性腱板炎(せっかいちんちゃくせいけんばんえん)の場合には、ある日、急に何の前ぶれもなく肩に激痛がおこり、まったく腕を動かせなくなることもあります。
この場合は、X線写真で石灰の沈着がはっきりわかり、診断できます。
また、転んで肩を打った後や重いものを持ち上げたときに、急に肩が痛み、腕を上げることができなくなった場合には、腱板断裂の可能性があります。