人生は選択の連続です。できれば、後悔も失敗もしたくない!だから迷ってしまうのです。
「夢を実現するには、現状を変えなければいけない!」「思い切って飛び込むしかない!」という恐怖があなたの行動にブレーキをかけているのです。
そこで、今日は思いきって飛ばずに始める方法について考えてみたいと思います。
どの家庭でもあるお財布事情
今年の春頃に、クローゼットを一旦入れ替えて新しいものにしようと試みました。
理由は、家族構成の変化に伴うタンスのリニューアルでした。
子供が成長し、就職のため、家から出て行くことになり、引っ越しに伴い部屋に少しスペースができたのです。
私は、これを機に家族の洋服の整理をしたかったので、部屋のリニューアルを目指しました。
まず、洋服ダンスを新調しようと試みました。
ネットで調べたり、大型家具店に行ってみたりして、検討を重ねたのですが、どうもスッキリいいものが見つかりません。タンスは子供が一人増え、二人増えしているうちに徐々にチグハグな家具があるため、スッキリさせたかったのが本音です。
しかし、現状は自分の気に入った家具を買い揃えるだけで、ざっと30万以上に及びます。
確かに、思い切って買い換えた時のスッキリ感を考えると、えいや!と清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ってしまおうと決心したのですが、購入しようと思ったタイミングでちょうど在庫が切れており、なんだか肩透かしにあった気分でした。
こんなこともあるもんだなぁ〜と、諦めて帰路につきました。
アプローチを変える
それから1ヶ月ほどが経った時、またまた、あ〜〜、スッキリしたい!という症候群に陥りました。
前回は、タンスを購入したら片付けようと思っていたので、片付けも停滞していたのです。
そこで、今回は、新しいタンスがくると想定して片付けようとしたのです。
するとどうでしょう、いるものといらないものがうまく整理でき、すんなりと片付けが終わりました。
これはどういうことかというと、単にアプローチを変えたのです。
初めは、この部屋を綺麗にスッキリしたいと思って、思い切ってタンスを購入しようとしました。
すると、洋服を片付けるという本来の目的が軽視され、タンスを買うという目的になっていったのです。そして、欲しいものと価格との差で迷い、結局、買えずに元の木阿弥でしたね。
いっぱい調べて、結局、悩む前と現状は変わらなかったのです。
なぜ人は行動に移せないのか?
では、どうして行動になかなか移せなかったのでしょう。
それは、部屋を綺麗にしたいという思いから、タンスを買おう!というアプローチに入ったことで、様々な障害が出てきたからです。例えば、費用がかかる、いいものが見つからないなどの物理的な問題です。
そこで、今度は、新しいタンスを購入した時をイメージして、洋服を整理し始めました。もちろん、動線を考えて今まで使っていたタンスのレイアウトもしたのです。
そうですね、概ね半日を要し、いらない洋服は処分、迷った洋服は一旦収納ボックスに入れてまとめました。
するとどうでしょう、なんだかスッキリして、非常に使いやすくなったのです。
このように、衣装部屋のリホームを大げさに考えてしまうと、結構ハードルが上がり、最後は考えることに疲れ、現状維持のままに終わることが多いようですね。
夢から一歩を踏み出すには
まずはありたい自分をイメージする。
そこに近づくために必要なことを書き出す。
デメリットを無視して一歩を踏み出そうとしても、現状維持システムが自分の心にブレーキをかけてしまいます。
ここでは、
メリット→スッキリとした収納部屋
デメリット→費用が30万
となりますが、費用がかかる上に、家具選びに失敗したくないという気持ちが今度は強くなり、スッキリとした衣装部屋にしたいという思い(夢)が時間と共に薄らいでいくのです。
なので、こんな時は、費用をかけずに綺麗にする方法を考えてみましょう。
例えば、断捨離をすると、タンスに余裕が生まれ、タンス自体必要が無くなりますし、スッキリ見せるための費用は最小限で済むこともあるのです。
このように、タンスの中の整理一つ取っても結構、ハードルが高くなると現状維持のシスステムが働いて、悩むけど結果何もできていないということになるのです。
皆さんも心当たりありませんか?
まとめ
現在の良い面や将来の悪い面を踏まえながら、2年後・5年後・10年後にありたい自分には何が足りないか?そして、何を始めてみるべきか?を考えなければ、進んでいきません。
そのためには、急に現状を変えるとリスクが伴います。ですから、小さな一歩を少しづつ踏み出すしかないようですね。
意志力についてのブログはこちらです。
挙げ句の果てに、明日はきっとできる!と、物事を何度も先送りしてしまって、都合の悪いことはなかったことになっています。
ですから、今年はちょっと手法を変え、「え??そんなことできるでしょう〜」ぐらいの手法で、ぼちぼちチャレンジです