ね〜〜、みんな昨日の宿題考えている?
昨日ガネーシャから出された宿題は、こちらのブログから。
食べることやったら、ずっと考えているけど、「自分の得意なことで稼ぐ」って、そんなこと考えつかへんわ〜〜。
第一、そんなに急に考えろ!って言われても、今までだって思いつかへんかったのに、これから先も思いつくかどうか?なんて考えただけで気が遠くなるっちゅうの!
って、たい焼きをかじりながらぼやいていると、ガネーシャがひょっこり顔を出してきた。
「おまはん、え〜もん食べているやないかい!わしにもよこせ!
いや、わし神様やからさっさと、お供えせんかい。」
と、大きな態度に出たのです。
『あのねーガネーシャ。
大体神様ちゅうもんは、奥ゆかしいもんでしょう。
お供えと言うのは、心からお供えしたいというもので、請求されるから私もでもなんでもないわい。』と、いいたかったが、、、、。
「ところでガネーシャ、私って何が得意やと思う?
昨日の宿題考えても、考えても思い浮かばへんわ。
たい焼きあげる代わりに、ちょっとアドバイスしてくれへん。」
と、そっとたい焼きを差し出した。
ガネーシャは、得意げに、たい焼きの頭をかじりながらこうきりだした。
高級レストランを目指すな!
「みんな高級レストラン目指しすぎや!
高級レストランていうのはなぁ、腕もさることながら、スタッフも家具も建物でさえも一流や。
これを目指すから、あーできひん!実力もない、お金もない、って思うわけや。
挙句の果てに、思考まで停止してしもうて迷宮入りや。
おまはん、近所の例のたこ焼き屋知っとるやろ?
そや、いつも行列が並んでるところや。
あそこ父ちゃんと母ちゃんと2人でやっとるな。最近でこそ若い姉ちゃんも手伝っているみたいやけど、あんなイメージや。
建物も、最低限のプレハブでいい。道具かて、たこ焼きの鉄板だけや。材料もシンプルやでー。
初めは、そこから始める。タコヤキよりもクレープが売れるかもしれへんし、たい焼きかもしれんしな。
売れる売れへんは、自分が決めることではないんやで。
顧客が、キメルことや。
できることから始める。
ここに最近のワシの友人やけどな、くるみちゃんって言うのがおるんやけどな、あ、おまはんも友達やったなぁ。
彼女は3年ほど前やったかなぁ、、、。
「ガネーシャ、わたし決めた!
食を通して、生きる力を育みたいわ!」ってくるみちゃんが言って、何しよったと思う?
自分の空いた時間で、友達呼んでランチ会開いたんや。会場は、自分の家。
もちろん、ただのランチ会やけどな、女が数人集まればピーチクパーチクうるさいもんや。
おまけに、野菜中心の簡単にできるメニューは、女性にとって人気メニューになったわけや。
こちらが、その時のブログや。
今、言うたやろ、女性が数人集まればピーチクパーチク、アイデアのオンパレードや!
お互いの得意なところを教えあう、そんな持ち寄りの会から、くるみ亭はスタートしたわけや。
それから数年、たくさんのイベントを立ち上げ、ようやく起業にこぎつけたんやなぁ〜〜。」
なんでもいいから、今日よりも明日。明日よりもあさって。
アイディアを膨らましていったらいい。
人生は働くだけが能じゃない。楽しんで稼ぐことこそ小商いやな〜。」
そういうと、残ったたい焼きを手と鼻にもち、押し入れに去って行った。もぐもぐ、、、。