昨日からスタートした味噌作り

私は、都会から田舎に嫁いできたので、味噌が自家製で作られるなんて思いもよろなかったのです。

ある時、ご近所の方からお味噌をいただき、めちゃくちゃ美味しかったので、これはどうして作るんですか?と尋ねたところ、昔は家で作っていたのですが今では農協にある味噌作りの施設を3日間借りてチームで作っているのよと教えてもらい、早十数年、徐々に作る人が減少傾向にあるなか、すっかり重鎮になってしまった私なのです。笑

味噌の材料は、米麹、大豆、塩の3点です

お味噌作りと言えば、想像もつかない。醤油や塩のような調味料としてのアイテムでしかないと思われる方もいるかもしれません。

私も、そう思っていましたから、、、、。

材料はいたって単純で、米麹、大豆、塩の3点です。

やろうと思えば自宅でもできてしまうのです。

先ずは、大豆を炊いてすり鉢やフードプロセッサーで潰し、塩とスーパーに売っている麹と大豆を交ぜて置くのです。

単純な私は、作ったらすぐ食べられると思っていたのです。

一昼夜つけてる大豆です。


麹から作っています。

味噌は発酵食品です

しかし、味噌は発酵食品なのです。

涼しい場所に、半年以上寝かせるのです。そうすると、おうど色の大豆のような色の味噌が、麹菌と温度で相まって、黄金色に変わっていきます。

食べごろは、お好みですが、アメといって薄口醤油のような汁が出てくるとうまく発酵できている証拠です。

もちろん、一度に食べきれないので、まだ発酵が浅いうちから食べ始めますが、それもまたお味噌の季節感があって、美味です。

大五郎、半年間待つのじゃぞ〜〜笑

面白いことに、生きているお味噌は常温に置いていると次第に発酵が進みます。
そう、生きているんです!

ですから、作った味噌は涼しい場所に置き発酵が進むのを待ちます。30度ぐらいになれば日増しに発酵が進むのが目で見てわかるのです。

丁度、土用の入りが過ぎて涼しさが感じられる9月頃、飴色になった出汁と黄金色に輝く粘りのある味噌が完成です。その間、約半年、春から夏、そして秋の気配が感じられるまで、蔵でおやすみタイムです。

味は、時間とともに変化します。
さっぱりとした大豆の味から、たまり醤油のように変化した汁が出だす頃、発酵はピークになり赤味噌のようなレンガ色にかわっていくのです。

それは、生命の神秘とも言える発酵が織りなす色、ツヤ、香りなのです。

スーパーで売られている味噌には、たいてい防腐剤などが入っており、残念ながら生きた酵素を取り入れることができなくなっています。

本物とは、シンプルで奥深いものだと、味噌を作りながらしみじみ感じる今日この頃です。

東京では、キッチンBeeのうめちゃんが、奈良では、お友達のミカさんが、お味噌教室を開いていらっしゃいます。

お味噌の素晴らしさを、学びと共にお楽しみください(^ー^)ノ

この記事を書いた人

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michann

現在は花づくりを中心とした農業に携わり、以下の資格を持っています

【園芸・農業関連資格】
* 造園施工管理技士2級
* 小原流家元教授
* グリーンアドバイザー
* ハンギングバスケット・マスター
* 食品衛生管理者

【キャリア支援関連資格】
* 国家資格キャリアコンサルタント
* 国際コーチング連盟認定コーチ

奈良県農業指導士として農業技術の指導や新規就農者の支援に力を入れる一方、コーチとしての専門性を活かし、一般の方に向けて以下のサービスを提供しています。

キャリア・ライフプラン支援

* キャリア開発支援
* 子育て支援とメンタルサポート
* 経営者へのビジネスコーチング
* 若手育成とキャリアパス構築支援
* ライフプランニングのサポート
* 海外トラベルサポート

"自分らしくしなやかに生きる"をモットーに、持ち前のコミュニケーション能力と社交性、個別化の強みを活かしたコーチングを実践しています。
独身時代には総合旅程管理主任者として海外添乗の経験も積み、現在も趣味として旅を楽しみながら人生を謳歌中です。最近始めたゴルフでは100切りを目指して奮闘中。

このブログでは、園芸からライフプランニングまで、日々の学びや気づきを発信しています。どうぞよろしくお願いいたします。

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