昨日は、社用で伊勢に行ってきました。
伊勢というと、伊勢神宮、海の幸、リゾート地、温泉などを連想することが多いと思いますが、社用で伊勢に行くのは、毎年の恒例で、農業をしている私たちにとっては、五穀豊穣を願い、感謝するための参拝行事なのです。
伊勢神宮には、太陽を神格化した天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれています。
内宮と外宮は離れているため、平日の1月後半にいく方が、車での参拝には適しています。
まずは、経済の神さまである外宮を参拝して、家内安全を願うために、内宮に参拝するのですが、到着してから正式参拝と御神楽をあげてもらうコースになると、伊勢に到着してから、ざっと3〜4時間はかかります。
もちろん、おかげ横丁などのお土産、お食事どころの参道道は全く無視です。
食事は、行きの高速でパンをかじりながら向かうので、伊勢参拝といえども味気ないものですね。笑
商売繁盛に違和感を覚えた
さて、外宮に到着してから、御神楽をあげてもらおうと申し込みを記入していた時です。
これは、祝詞をあげてもらう際に何の目的で、誰がお願いしているのかを書くのですが、目的は商売繁盛にかなぁ〜と思って、丸をつけ御神楽をお願いしました。
しかし、祝詞を神主さんが読み上げてもらっている時、ふと、その言葉に違和感を覚えたのです。
商売繁盛は結果である
事業をしているからには、当然、商売や事業の成長を望まない社員や社長はいないでしょう。
しかし、果たしてそれは神に望むものでしょうか?
ドラッガー氏は、企業の目的とは、企業の中ではなく、社会にあるのです。
そして、定義はただ一つ、顧客を創造することだと述べています。
とすれば、人の幸せや満足に価値を求めることで、顧客を創造し、提供していかなければいけないのです。
そして、その結果、商売が繁盛するわけですね。
お困りを解決することに特化
先ずは、顧客が求めているものを探り出し(マーケティング)、新しい満足度を生み出す(イノベーション)ことが大事なのです。
単刀直入にいえば、お困りごとを解決することに特化しなければ価値が生まれてこないのです。
自分たちのやっていることは、何の為になり、何であるべきなのか?そして、価値のために、何を捨てるべきなのか?を繰り返し考えなければ、良い結果は生まれないということを忘れてはいけないのです。
すなわち、もし、商売繁盛を願うならば、『顧客に対しての価値の提供をもっと深く考えなければいけない』と感じた今年の参拝でした。
しかし、、、赤福は美味しかった〜〜( ´ ▽ ` )ノ