ようやく、仕事も終盤戦を迎え、私がこの数ヶ月呪文のように唱えてきた言葉があります。
それが、「悩む」より「考える」です。
これは、堀江貴文さんの『ゼロ』という本からの引用です。
「悩む」と「考える」の間には、決定的な違いがある。
まず、「悩む」とは、物事を複雑にしていく行為だ。
ああでもない、こうでもないと、ひとり悶々とする。わざわざ問題をややこしくし、袋小路に入り込む。ずるずると時間を引き延ばし、結論を先送りする。一方の「考える」とは、物事をシンプルにしていく行為である。
複雑に絡み合った糸を解きほぐし、綺麗な1本の糸に戻していく。
この文章を読んだとき、私はハッとしたのです。
私たちは、ちょっとしたことでもア〜でもない、こ〜でもないと悩んでいます。
例えば、レストランに入ってメニューを決めるときでさえです。笑
これ食べようと思っても、人が注文すればそっちの方がよく見えたり、オススメの品に変更したり、ほんの10分程のメニュー決めでさえも、あれこれ考えてしまいます。
しかし、この動作でさえも、「悩む」と「考える」に分けると以下のようになります。
「悩む」とは
はじめにメニューを見てハンバーグ定食を食べようと思ったが、友人が「今日はお腹が空いていないから、お茶だけでいいわ」と言われ、ハンバーグ定食をガツガツ食べるのも気が引けるので、サンドイッチを頼んだ。
しかし、サンドイッチではお腹が満たされず、やっぱりちゃんと食べればよかったと後悔。帰りのスーパーでは、余計な物まで買ってしまいました。
「考える」とは
お腹が空いていたので、ハンバーグ定食を頼もうとしました。友人は「今日はお腹が空いていないから、お茶だけでいいわ」と言われたが、「私、お腹が空いているので、食べてもいいかしら?」と断りを入れました。
友人は、どうぞと言ってくれたので、快く注文をしました。
このように、単純なことでも、あれこれ人の顔色を伺い自分の意に反することをしてしまったり、ちょっとした心遣いは必要だが、余計な心配が、物事を複雑にしてしまうこともあるのです。
何故なら、友人がお茶を飲むと言う事実は変わっていないのですが、自分の感情や行動が結果として満足のいく物になったか?そうでなかったか?に、大きく分かれてしまうのです。
食べ物なら、直ぐに解決できますし、使う時間もお金も大したことではないように思いますが、些細なことでも、出来るだけ悩まずに考えることを取り入れる習慣をしましょう。
シンプルだった事柄を複雑にしている原因は、あなたの心や行動なのです。
問題が起こったとき
メニュー選びは極端な例かもしれませんが、問題が起こったとき、必ず解決方法を見つけ出すようにしています。
そうです、「悩む」より先にです。
悩んでなんかいられません。ふと、不安な気持ちがよぎることもありますが、今できることを、集中して取り組むことで道は開けると言うことを呪文のように唱えています。
ぜひ、「悩む」より「考える」を実践してみてください。
思ったより、うまくいくようです。