一ヶ月前には満タンに入っていたシクラメンの花が徐々に減り始め、ハウスが寂しくなってきました。
そして、商品が空になったハウスは、雑草の草引きや棚の下の溝掃除をしていく作業に入りました。
この時期から春の苗物の育苗期間に入るためハウスが少しの間、空きますから、このタイミングで掃除をすることが一番効率的なのです。
繰り返し作業を見直す
こうやって、毎年の恒例行事を徐々に済ませることによって一年の締め括りとなる訳ですが、一年経っても同じ物が同じところにある!そして使っていない!ということを再確認しました。
例えば、長靴です。
以前は、水やりの時にのみ使っていましたから、長靴はほとんど限られた人しか使いませんでした。なので、忘れた時用に予備で2〜3足準備していたのですが、最近は野菜事業で畑に入ることもあり、ほとんどのパートさんが車に積んで出勤してくれています。
ですから、各自が必ず持っているようです。
このように、以前は必須だった物も、作業内容やメンバーが変わっていくと必要のない物が出てきます。
今回は、ふと目に付いたので処分することにしましたが、このような物が一年を通して振り返るとけっこう出てくるようです。
昨年も随分処分したような気がしておりましたが、こうやって同じような作業を繰り返すことで、新ためてやっぱり使っていないわ〜〜という物も多かったようです。
処分する時の判断基準
すぐに処分するという決断ができない時が往々にしてあります。
例えば、自分の持ち物ならいざ知らず、会社の持ち物なら慎重に考えなければいけません。
しかし、リーダーとしてある程度の判断基準を持っておかないと、いつまでたっても片づかず、
- スペースのムダ(在庫になる)
- 時間のムダ(探したり、取りに行くこと)
- 間違えるムダ(失くしたり、取り間違えてしまう)
が生じるのです。
物を整理する時の判断基準
では、どうやっているか?いらないか?を決めるには、やはりある程度の管理体制を整えなければいけません。
そこで、
- すぐに使うモノ
- いつか使うモノ
- ずっと使っていないモノ
に分けましょう。
特に、いつか使う物は1ヶ月に1回なのか?3ヶ月に1回なのか?それとも年に一回なのか? を意識し、その頻度に合わせて置く位置をきめましょう。
すぐに使う物は、頻度が高いわけですから逆に取り出しやすく、見える化を意識してください。そうしないと、在庫が切れた時、あわてて取り寄せるようなことがないようにしましょう。
ずっと使っていない物は意識的に処分するようにしましょう。
確かに、私物でない物は処分する判断が難しいのですが、少なくともそのような物があることで、時間、空間、お金が失われていくことを意識するだけで、物への対応が変わっていくことでしょう
まとめ
物を管理するには
- すぐに使うモノ
- いつか使うモノ
- ずっと使っていないモノ
の3つに分け、使用頻度で考える
整理する際は、過去ではなく未来の時間、空間、お金が失われていくことを意識すると、処分しやすいです。