昨日は、肉じゃがを作ることをビジネスモデルキャンバスにはめこんで考えましたね。
お料理をするというだけの活動でも、このように漏れなくダブリなく考えることで、いつも頑張っているお母さんを応援したくなるような文章になりました。
では、今度は、これを基本に、いつも頑張っているお母さんのプロフィールに進化させていきますね。
では、早速、ビジネスモデルキャンバスに置き換えてみましょう?(ピンクの付箋に書いたものが、プロフィールの材料です)
プロフィール*リソース(資源)
まずは、リソース(資源)です。
ここでは自分の持っている資源をどんどん書いていきましょう。
先日のブログにも書きましたが、高学歴でなくても、素晴らしいキャリアが無くても、貴方が持っている唯一無二のことを思いつくまま書き出してみてください。
例えば主婦歴30年とか、畑や土地。
趣味や今までの活動などでもかまいません。付箋に書き出すことで、簡単に移動したり、取り消したりすることができます。
プロフィール*価値を生み出すための主要活動
次に主要活動ですが、これは価値を生み出すための主な活動です。
材料という資源を使って、価値を生み出すためには料理をしなければなりません。
しかし、家族の為だけに料理をするより、社会や地域に貢献できたらいいなぁと思ったら、このことも書いておきましょう。
立派な料理教室でなくても、一人暮らしの方やご近所の老夫婦などを対象に、コミュニティーラーニングを兼ねて料理教室を催してみては如何でしょう?
レシピを作って、ブログやHPに乗せたり、地域の方に配布するのも立派な社会貢献です。
プロフィール*誰のために価値を創造するのか?
次に大切なのは、顧客セグメント、誰のために価値を創造するのか?です。
ここは、非常に大切なポイントで、ビジネスモデルを考える時は肝になりますし、ここを忘れて物事を進めると、立派な経歴があっても読み手が、共感してくれません。
貴方のプロフィールを誰にみてもらいたいか?です。
ターゲットを絞ってみましょう。
例えば、働くお母さんや老夫婦など詳しく書いてみてください。
そうそう、ターゲット層(年齢、性別、収入など)もわかればより具体的になってきますよね。
プロフィール*価値提案
価値提案は、どのような価値を顧客に提供するのか?です。
自分の提供できる価値ってなんでしょう?
ここでは、安くて美味しいご飯のおかずの提供ですし、これを食べることによって健康になるということです。
キーワードは、安い、簡単、楽、新鮮、季節感などが挙げられます。
プロフィール*顧客との関係
顧客との関係は、ターゲットが我々に何を望んでいるかです。
美味しいということは当たり前ですが、それ以上に何かに、満たされることでしょうか?
例えば、コミュニケーションをすることで、顧客に楽しいお料理教室を演出することも大切です。
味付けも、ターゲットによって好みが変わりますから、ここも大事なポイントになりますね。
プロフィール*チャネル
チャネルは、どのチャネルを通して供給されることを望んでいるかです。
地域活動やブログ、HP、サークル活動などは如何でしょう。
プロフィール*パートナー
パートナーは一体誰でしょう?
美味しい野菜や肉を手に入れるお店ですか?農作業を手伝ってくれる人ですか?お料理教室の先生ですか?
ここまで決まれば、下のコスト構造、収益の流れが埋められます。
プロフィール*コスト構造
コスト構造は、最もお金がかかる活動や高価なリソースです。
例えば、お料理教室に習いに行く費用や、牛肉の費用です。牛肉も、輸入品や国産黒毛和牛では、ずいぶんコスパが違ってきますよね。
教室でお料理を教えるとなれば、レンタルキッチンの使用料や自宅の改装工事などが経費としてかかってきますよね。
例えば、お料理教室の野菜を自分の畑で育てるのであれば、労務費や資材代などの経費が必要です。
ここでは、再度、本当に価値とコストが見合っているかを確認する手がかりとなるのです。
プロフィール*収益の流れ
そして、最後に収益の流れです。
料理教室を開くなら、参加費用はいくらになりますか?
お客様は、いくら払ってくれるのでしょうか?
また、いくらもらわないと合わないのでしょうか?
もちろん、お金だけが収益とは限りません。
参加していただくことで、生徒さんが健康なったり、料理を通じて、コミュニケーシ
ョンが生まれ、地域が活発になっていくことも収益になるのです。
このように全てのマス目を埋めることで、漏れなくダブリなく顧客の立場に立ったコスト勘定と収益の流れが読み取れます。
読まれるプロフィールを作成
え??プロフィールに収益の流れやコストって関係するの?ってお思いでしょう。
では、文章にしてみるとこういうことです。
ワーキングマザーと一人暮らしをサポートする、料理研究家。
家族のために作る料理が評判となり、料理家に。
料理研究家の有元葉子氏に従事しながら、地元の素材を生かしたアイデアあふれるレシピを伝えるべく、キッチン◯◯を運営。
忙しいお母さんでも手軽に作れるお料理は、口コミとネットサイトで、評判になる。
今では、30年間の主婦歴を生かし、介護に食事の面からサポートすべく、全国各地で支援サポートの団体◯◯での活動を中心に講演を行っている。
また、有機野菜を自分で作りながら、安全で四季折々の野菜が食べられる◯◯レストランをオープン予定。
いかがですか?
頑張っているお母さんから、料理で地域社会をサポートする凄い料理家に踊り出たかのようですね。
このように、働く主婦というターゲットを絞ることで、お料理を習いたい!お話を聞きたい!と思わせ、近い将来レストランに行ってみたい!という宣伝効果もできました。
漏れなくダブリなく考えることができるツール、ビジネスモデルキャンバスを使って自分の良さを見直しませんか?
きっと、自分にしか表現できない「〜らしさ」「強み」をキャンバスに書き出すことによって、浮かび上がってくることでしょう。
さあ〜、素敵なプロフィール作りに挑戦です。(^o^)/