今日は、昨日の第2弾、レゾナンス・リーディング開発者でもあり、一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会理事の渡邊康弘さんから教わった、ビジネスモデルキャンバスを使って、価値あるお料理を考えましょうです。
え??毎日お料理してるって?
主婦の皆さんは当たり前ですよね。
でも、毎日のお料理がビジネスと同じように価値あるものだとすれば、気分はウハウハですよね。
毎日のか〜ちゃんを応援するビジネスモデルキャンバスの書き方です。
では、いってみましょう〜〜?
ビジネスモデルキャンバスでお料理を表現してみる
<材料>
- 牛肉 250g
- じゃがいも4個
- 玉ねぎ 1個
- にんじん中1本
- 糸こんにゃく1袋
- 砂糖大さじ2
- みりん 大さじ2
- 酒大さじ2
- だし汁 300ml
さてみなさんはこの材料を見て何を作るか想像できますか?
はい、答えは肉じゃがですね。
では、これをビジネスモデルキャンバスに置き換えてみましょう。
そうなんです。ビジネスモデルキャンバスはビジネスにもつかえますが、こういったお料理や自分のプロフィールにもつかえるのです。
リソース(資源)
まずは、リソース(資源)です。
ここでは材料といったところでしょうか?
主要活動、価値を生み出すための主な活動
次に主要活動ですが、これは価値を生み出すための主な活動です。
材料という資源を使って、価値を生み出すためには料理をしなければなりません。
それは、あなたでしょうか?シェフでしょうか?お母さんでしょうか?
また、もっと価値を生み出したいなら、ミシュランレストランのシェフや栄養士の◯◯さんや主婦歴30年のお母さんでしょうか?
顧客セグメント、誰のために価値を創造するのか?
次に大切なのは、顧客セグメント、誰のために価値を創造するのか?です。
ここは、非常に大切なポイントで、ビジネスモデルを考える時は肝になりますし、ここを忘れて物事を進めると、売れるものも売れない、的はずれの商品になるからです。
ここでは、家族ということになりますが、これではざっくりすぎます。もっと、ターゲットを絞ってみましょう。例えば、食べ盛りの子供や働き盛りの夫、介護が必要な老夫婦など詳しく書いてみてください。そうそう、大まかな年齢もわかればより具体的になってきますよね。
価値提案、どのような価値を顧客に提供するのか?
価値提案は、どのような価値を顧客に提供するのか?です。
例えば、食べ盛りの子供が顧客とすれば、安くて美味しいご飯のおかずの提供ですし、これを食べることによって健康になるということです。
顧客との関係
顧客との関係は、食べ盛りの子供が我々に何を望んでいるかです。
美味しいということは当たり前ですが、それ以上にお腹が満腹になって、満たされるということでしょうか?味付けも、子供によって好みが変わりますから、ここも大事なポイントになりますね。
チャネル、どのチャネルを通して供給されることを望んでいるか
チャネルは、どのチャネルを通して供給されることを望んでいるかです。
食べ盛りの子供は、クラブ活動後疲れて帰ってくるので、冷蔵庫を開けて温めたらすぐ食べられるを望んでいるかもしれませんし、冷めても美味しいので、お弁当のおかずかもしれません。
パートナー
パートナーは一体誰でしょう?美味しい野菜や肉を手に入れるお店ですか?配達をしてくれる人ですか?一緒に作る子供やお姑さんですか?
ここまで決まれば、下のコスト構造、収益の流れが埋められます。
コスト構造、最もお金がかかる活動や高価なリソース
コスト構造は、最もお金がかかる活動や高価なリソースです。
例えば、お料理教室に習いに行く費用や、牛肉の費用です。牛肉も、輸入品や国産黒毛和牛では、ずいぶんコスパが違ってきますよね。
いいもので作るには、当然お金がかります。
ここでは、再度、本当に価値とコストが見合っているか?を確認する手がかりとなるのです。
収益の流れ
そして、最後に収益の流れです。
食べ盛りの子供たちは、私が提供する肉じゃがに対していくら払ってくれるのでしょうか?
また、いくらもらわないと合わないのでしょうか?
もちろん、お金だけが収益とは限りません。
身体に良い食べ物を食べたことで健康でいられたり、料理を通じて、愛情を確認することができ、親子関係がうまくという収益もあるのです。
完成図を文章にしてみると
このように全てのマス目を埋めることで、漏れなくダブリなく顧客の立場に立ったコスト勘定と収益の流れが読み取れます。
文章にしてみると、こういうことです。
私は家族の健康を維持するために、日々お料理をつ繰り続けています。特に食べ盛りの子供が、大好物の肉じゃがは、クラブ帰りの腹ごなしにぴったりのお料理です。
昨年から、お料理教室に通いはじめ、習い事の出費は◯◯円増えましたが、肉じゃが一つと言えども、唐辛子を加えたピリ辛風味やカレー風味というバリエーションを増やすことができました。
このことで、私は毎日、楽しく料理を作ることができ、子供たちからは「ママの作る料理は美味しいね」と評判です。
今まで、好き嫌いの多かった子供たちですが、今ではなんでもたべれるようになり、健康になりました。また、外食やスーパーのお惣菜を買うことも減って、食費は10%軽減されたようです。
このお金をコツコツ貯めて、春には子供達とデズニーランドに行きたいと思っています。
いかがですか?
たった、肉じゃがというレシピ一つでもこれだけのストーリーが出来上がり、読んでいて、頑張っているお母さんを応援したくなりませんか?
しっかりとターゲットを絞ることで、これを読んでいる読者が納得でき応援したくなるようなストーリーが出来上がりましたね。
今回は、渡邊康弘さんにビジネスモデルキャンバスの書き方を教わり、私なりの解釈で書いてみました。
まだまだ、未熟ものですが、漏れなくダブリなく考えることができるツール、ビジネスモデルキャンバスをどんどん活用していきたいと思っています。