さて、今日は「書くことが思い浮かばない」とお悩みの皆さんに、どうしたら、書けるようになるか?ということについて書いてみたいと思います。
ある日の夫婦の会話
「おい、あれ、あれ?」
「あれかいな?こないだ、あっちで見かけたけど、、、」
「向こうちゃうの?」
「そっちかいな!」
「知るかいな!」
こんな会話を横のふすまで聞いていたとしましょう。みなさんは何のことかお判りになりますか?
わかるはずないですよね。でも、身近な人の会話ではよくありがちな、「あの」「その」「これ」言葉です。
身近な人と会話をする時、この2文字で表現できるって、とても楽だということがお判りになるでしょう。
では、このような会話を、読み手に優しく解説してあげてください。というのが、書くことなのです。
ある日の夫婦の会話を相手にわかるように書く
「おい、あれ、あれ?」と、急ぎ足で家に戻ってきたうちの夫。
さっき、出かけたと思ったのに、戻ってきたということは忘れ物をしたにちがいないと思い、取り急ぎ、玄関に出て夫の顔を見ました。
どうやら、今日、先方様に渡すお土産を忘れたらしい。手で箱の形を表現しながら、目はキョロキョロ顏です。
いつもなら、出かけるときには、忘れないように玄関先に置いておくのですが、今回は夫が勝手に買ってきて、居間に置いたようです。
私は、確か
「あれかいな?こないだ、あっちで見かけたけど、、、」
とあやふやな返答をし、「向こうちゃうの?」と指で指し示しました。
すると、夫はイライラした口調で、「そっちかいな!」といい放って階段を駆け上がった。
私は、「あんたのことまで、面倒見てられませんわ!」と、言いたいところをグッとこらえ、「知るかいな!」と、捨て台詞を残してその場を後にした。
自分の考えている事を自分のことばにする習慣
このように、身近な人となら簡単にすませられる会話も、他人から見れば全く理解できないのです。
これを、相手にわかりやすく説明するだけでも、ずいぶん語彙が増えますね。
みなさんは、ブログを書くとき、いいことを上手に書きたいと思っていませんか?
だから、書けないのです。
書けないから、書かない。書かないから、上達しないのです。
先ずは、今日の出来事でも構いませんし、思っていることでもいいです。相手にわかるように、情景やそのときの感情を織り交ぜながら書いてみましょう。
そうすると、はじめは300文字でも、徐々に文字数が増えてきて読み手に伝わる文章が書けるようになります。
まとめ
よくありがちな文章も、その時の感情や背景を書くことで、読み手に伝わりやすくなります。
例えば、今日の出来事で構わないので、出来るだけ相手にわかる表現を使って書いてみましょう。
今日が上手くできなくても、明日、明日が上手くできなくても、明後日と、毎日の更新で、書く力を養うことができます。