毎晩、夜遅くまで仕事が終わらず、残業して頑張っているのに、なんだか評価されない、、、。
頑張れ!って言われても、何をどう頑張ったらいいのかわからない。
結局、闇雲に時間だけが過ぎてゆき、結果と取組んだ時間で精査されてしまいがちです。
で、あ〜でも無い、こ〜でもない
、、、。毎日、帰宅は午前様で、疲労困憊。
それじゃあ、働く気力も無くなっちゃいますよね。
しかし、上司である50代の先輩はこういます。 「もっと頑張れ!」「徹底的に!」と、、、 。
実は、上司と部下の世代間には、大きな溝があるのです。
私の育ってきた世代は、50年代です。
会社は、土曜日まであり、サービス残業は当たり前でした。
そこには社会的バックボーンがあったのですが、そう言った世代を過ごしてきた私達にとって、今の時代は昔とは違うとわかっているものの、まだまだ、頑張るという意味を世代間で理解できていないように思います。
しかし、元ライフネット生命の出口治明さんの「働き方」の教科書でなるほど!!と腑に落ちました。
1994年ごろまでは、誰もが頑張って働きつづけることで、経済は成長していき。給料は2倍になり、よほどのことが無い限り、辞めさせられることはありませんでした。
ここには、
- 人工増加
- 高度成長
- キャッチアップ型工場モデル=がむしゃらに働けば豊かになれる
という、社会的背景があったのです。
しかし、この3つの条件が失われた今、がむしゃらに働くことで報われる事は無いのです。
この前提条件を経験している私たち、40代後半以降の世代にとって、長時間労働、必死に頑張るという言葉は当たり前でしたが、今の世代の人にそれを強いるというのは、人参をぶら下げずにムチで馬を走らせているようなものです。
もちろん、何事にも一生懸命に取り組む姿勢は大事ですが、時代と共に、頑張る!という意味について、お互いに理解していかないといけない時代になってきましたね。