先日から、読書の仕方が随分変わってきたなぁ〜と思いブログに書いたら、実際どうやって読んでいるの?と友人から質問されました。
で、あらためて本を読むときの目的設定を考えてみました。
どうやって読んで読んでいるの?
まずは自分の目的を確認することが、大事です。
ちょっと言葉にすると明確でない時があるのですが、私の一例を取ってみると、、、、
先日読んだ、『ザ・マネーゲームから脱出する法』という著書は、友人が自分の商品を価格設定する際に、この本を読んで考え方が変わり、価格設定を抜本的に変えたことを聞きました。
私はその瞬間、この本をア〜〜早く読みたい!と思ったのです。
これが動機です。
そして、次に思ったことは、どの辺を読んでそのような気持ちになったのか?を探り当てたかったのです。
あわよくば、私も物の見方が変わるかもしれない?と思ったのです。
ここで、大体の目的が定まりました。
本では、マネーゲームからの脱出と書いてありましたが、私の目的は、友人がいかにして価格設定の基本的概念を変えたかが知りたかったのです。
目的に沿った読み方
さて、目的が定まると、読み方も当然変わってきます。
私としては、どの辺を読んでそのような気持ちになったのかを探り当てたかったわけですから、まずは、全体を俯瞰しパラパラめくりながら、そのような感情の起こりそうなところに付箋をしました。
そうすると、大体の本の構造がわかります。
そして、付箋をしたところをもう少し深く読み込み、友人がどのようにして基本的概念を変えていったかを辿っていきます。
もちろん理解できない部分は、何度もその前後を読みますが、初めから最後まで事細かに読むということはしません。
このことで、あらかたの概略が掴めるのです。
もちろん、自分がそのレベルまで行ってないと理解できたら、今度は別の本からのアプローチを試みます。
ちょうど、この本を読んでいる最中に、『この本の内容と同じことが、「ザ・シークレット」という本にも書いてあったよねー。』という情報を得ました。
理解できない部分は別の本から、別のアプローチで読み解きます。
この際も、目的は一つです。
このようなことを繰り返していくたびに、一回読んでも理解できなかったことが、ふとした瞬間に、著者はこのことを言いたかったんだろうか?!と、追体験できることもあります。
それは、本を読んだ直後かもしれませんし、一年後かもしれません。
これが、本からのギフトです。
いつなのかは、全く予想もつかないので、一旦、潜在意識に刷り込んでおくのです。
そう、期待せずに寝かせておくのです。
書評と自分の回答は全く違う
ですから、人の書評と自分の考えが全く違っても構いません。むしろ、気にしすぎると、自分の目的がわかららなくなって本の情報に流されてしまうからです。
この本にどんなことが書かれているなんてことは、全く気にする必要はなく、求めている質問の鍵を探す旅に出てみましょう。
必要なのは知識ではなく、今、自分にとって必要な情報を抽出することです
皆さんにとって、読書って何ですか?
それぞれの目的で、是非読み進めてください。
あなたにとって、読書は知識を深めることよりも、必要な情報を抽出し、活かせることの方が、より意味がある読書になるに違いありません。
秋の夜長に是非、読書を楽しんでくださいね(-_^)