第七章では、サーフィンを通じて、波乗りを覚えていく過程がプレゼンスと深くつながっていると説明されているのですが、今日、そこを読んで、自分の中でなにかが動き始めたのです。
本書では、人はサーフィンをして、うまく波に乗れるようになるには、マスターしなければならないスキルが必要たと考えるのです。
もちろん、技を習得するには、ある程度のスキルや筋力・体力は必要ですが、練習を積み重ねていくうちに、どこかの時点で腹をくくらなくてはいけない時がやってきます。
それは、目の前に立ちはだかる大きな壁なのです。
では、それをどうやって乗り越えていけばいいのでしょうか?
そんなことを考えてみたいと思います。
決断するとは
本書では、『決断する』と書かれてあります。
この決断は、自分がたどり着いた最終段階での時点で、真実を追認するのではなく、自分の前に立ちはだかる、まだ見ぬ世界を思い描いて、そして、決めて、そこを突発するのです。
何かの選択を迫られる時、それが尻込みしそうな選択であった時、サーフボードに立つと同じように、まっすぐ立ち続けると決断し、できたことを思い描くのです。
極論から言いますと、スキルではなく、立つという決断のプロセスが重要だということなんですね。
私たちは、ともすれば、『時間が…』『お金が…』『スキルが…』と言い訳が自分の脳裏によぎり、決断を先延ばしにしたり、もっと出来ない理由を考えていくのです。
しかし、自分はこういう人間なんだと身体が表現している時、その感覚は力強いものなのです。
その感覚は、常に自分に意識を向け、リラックスできた状態の時になんとなくわかる感覚なのです。
決めるから楽しいのです
『幸せだから歌いのではない。歌うから幸せなのだ。』という言葉があるように、楽しいから決める。ではなく決めたから楽しいのです。
私も前に立ちはだかる壁を越えようとしています。
まだ見ぬ未来を想像して、決断し、立ち続ける覚悟を決めたのです。
そして、それを楽しめるよう、書き続けてまいりたいと思います。
今月もよろしくお願いします。