最近では、時間を見つけて少しづつ物を整理しておりますが、以前からあった物や、なかなか捨てられずにある物を、再度見直していますので、同じ事を何度も繰り返し、断捨離をしているというのが、現状になります。
確かに数年前に随分捨てた納戸の中も、今もう一度見渡すと不用品の山、山、山です。
結局、家が広い事を理由に、差し迫った片づけをしていないからだと思います。
そして、汚れた鍋に蓋をするように、納戸は開かずの扉になっていくのですね。
要するに、増え続ける物に対して、全く捨てることを意識していないので、どんどん増えていきます。
当然、収納のキャパを超えるのですが、それにさえ気づいていない状態です。
では、物が増えるとどういうことが問題になるかと言いますと。
- 片づけに対して時間が足りない
- 部屋の空間が物に奪われる
- エネルギーの消耗
という3つの問題が発生します。
では、一つずつ考えていきましょう。
時間
人には平等に与えられている1日の時間ですが、結局、たくさん物がありすぎると、片づけをしたり探し物をするだけで、時間をとられてしまいます。
それによって、なんとなく慌ただしいとか、忙しい〜ということが口癖になるのです。
例えば、旅行に出かけたら着る服も最小限度しかもっていきませんので、さして時間もかかりませんよね。
ですが、ひとたび家に帰るとどうでしょう。たくさんありそうに見えた洋服ダンス、閉めるのが大変なくらい服があるのに、これ!という服がなく迷っている自分がいませんか?
探したり、迷ったりすることによって、どんどん自分の時間が搾取されていきます。
空間
たくさんの物があると、もちろん場所も必要でしょう。
あれこれ、入れたり並べたり、所狭しとなっていませんか?
また、空間がなさすぎて、取り出すのがスムーズにできていませんか?
以前は収納グッツを買ってきてところ狭しと収納していたのですが、もともとそれ自体が無理をしていますので、すぐにぐちゃぐちゃになるわけです。
今では、たんすの中の収納を5割〜7割程度にとどめておくことで引き出しやすく、取り出しやすい収納にしてあります。
え?じゃ〜それ以外の服はどうしたか?って
一旦、カラーボックスにいれました。(笑)
本当はそこで捨てるか?残すか?の取捨選択をすればいいのですが、なかなか思い切ってできません。
まだ使えるかなぁ〜とか、もったいないし……という言葉が心によぎるからです。
いちいち、そのことに対して考えていると全く前に進みませんので、ちょっと迷っている服はこのカラーボックスにしまって、押し入れに入れます。
結局、捨てるんだろうなぁ〜と思うことも多々ありますが、ここでは一旦仮置きの場所を作ることで、「捨てる」という言葉のハードルを下げます。
エネルギー
さて、落ち着くとはなんでしょう。
確かに乱雑に置かれているように見えて、本人はこれの方が取り出しやすいから触らないで!といわれることがあります。
しかし、本当でしょうか?
机の上だけならいら知らず、食卓のテーブル、たんす、鞄の中の全てにおいてこうなってしまうと、探すだけでエネルギーを使っていませんか?
封を開けようとしたら開かない→ハサミを探す→開封
のパターンと
封を開けるにはハサミが必要と思う→ハサミの置いてある場所で開封→開封後ハサミは元の位置に
同じ『開封』という作業でも、既に、予測した行動を取っていますので、考えることも、悩むこともありません。
昔の固定電話と同じような状態です。(笑)
繰り返し行われる作業に関しては、はじめにある程度のルールを作ってしまうと、そのことで悩んだり無駄なエネルギーを消耗しなくて済みますね。
まとめ
このように、たくさんの物を持つと管理することが上手くいかず、時間・空間・エネルギーがどんどん消耗されていきます。
でも、言われるまで、これって見えない物ですから、このことに対してもったいないとは思わない訳です。
私も、徐々に断捨離をしていますが、それでもまだまだ物がいっぱいあふれかえっていますね。
なぜなら、使えるものを捨てるという行為は、自分に向き合わないといけませんから、エネルギーを使ってしまいます。
かといって、この問題を先送りすると今度は、本当に必要な物が見えてこなくなります。
夏に向けて、要らない脂肪も、ゴミも取り除きたいものですね(⌒-⌒; )