子供も高校生になり、大学受験のこと、将来の夢を具体的な形にしていかなければならない年齢に、入ってきました。
高校で三者懇談(生徒・親・先生)があったある日の事。
学年が変わり、「どんな担任の先生なのかなぁ〜」みたいな感じで学校へ伺いました。
席につくと、先生が「今回のテストで、どんなところを頑張った?」「何を工夫した?」と子供に質問しました。
テストの成績は私が見てもかんばしくありません。私は、心の中で「こら〜あかんわ。全くやる気ナシの点数やなぁ〜」と思いました。
子供は「う〜ん……」
先生の突っ込みが入りました。
「何を、頑張っん?」
子供も返答に困っていたようです。
それもそのはず。前回までの担任の先生とは、全く違うタイプの先生です。
あくまでも、自分で計画を立てて、自主的に勉強を頑張って欲しいのに、子供は、リードしてくれない先生に対して、どう反応したらいいのかわからない様子。
「先生は何点取って欲しいかった?」みたいな質問に、先生も唖然です。
横で聞いていて、私も、「はぁ〜」ですが、結局何になりたいか?とか、どうしたい?という将来の夢みたいなものがないのです。
七つの習慣 依存から自立の道
七つの習慣では、公的成功をおさめるには、
依存型の人生から自立し、それを仲間や社会で切磋琢磨しながら、共存していくことが公的成功をおさめる鍵だと説いています。
この会話を通して、子供には何が足りないのかが、ハッキリ見えてきました。
会話の終盤戦で、私は子供に問いました。
「結局、成績なんてどうでもいいねん。
そりゃ〜、先生も親も点数が上がれば嬉しいよ。
そやけど、貴方が何をしたいか?
例えば、将来の夢やどんな大学に行きたいかでもいいし……
結局、それがないから何をどう頑張っていいのかわからへんねん。」
子供も痛いところを突かれたなぁ〜と涙していましたが、結局、やりたいことが早く見つかれば見つかる程、自主的になっていけるのです。
目的地が定まっていないから頑張れない
このように、どんなに頑張っても目的地が定まっていなければ、遠回りしているようなものでして、ましてや子供のように頑張る気力も出ないので、悪循環であると言うことです。
よって、親や先生が「がんばれ〜!」と言っても、何を頑張ったらいいのか分からない訳ですし、先生や親から怒られない、ほどほどの点数で、『まっいいか〜』となる訳です。
とにかく、この辺の進路指導がめちゃくちゃ難しい訳ですよね。
だって、親の私でさえ、本当にしたいことが、なかなか見つけられずにいる訳ですから……。
とにかく仮でいいから決めてみる
帰り道、とにかく、仮でいいから決めなさいと言いました。
例えば、得意な教科を伸ばそうとか、理系に進むつもりなら、せめて理系は頑張る!とか。
この大学いいなぁ〜とか、こんな学部いいなぁ〜とか……
なんでもいいので、一旦決めなさいと言いました。
そして、また、気持ちが変わったら、いつでも、変えていいと伝えました。
15歳の年齢で将来の事を決めるのは、なかなか難しいですが、難しいと言って逃げていてもないも始まらない訳でして。
こんな風に大人になっていくのかなぁ〜と、感じる今日この頃です。
はじめの一歩
結局、目的が決まってなければ、どの方向に頑張ればいいのか、わからないよねー。
でも、このままでは時間ばかり過ぎていき、本当に大事な時期を、ただ、なんとなく過ごすことになるでしょう。
さてと……
具体的な方法を、娘と一緒に見つけていくとしますか。
え?どうやってって?
私、頭悪いからとにかく学校巡りとか、職場巡りなど、具体的に身体を動かしてみたいと思います。
結局、私が娘にできることは、これぐらいしかないと思っています。
まとめ
七つの習慣のうちの
- 第1の習慣の主体性を持つこと
- 第2の習慣の目的を持って始めること
- 第3の習慣の最優先事項を優先すること
この3つの習慣が回ってこそ、自立の道が開ける。
そして、主体的になる為の動機やきっかけづくりは、やはり親がサポートしないと、なかなか難しいのかもしれませんね。
しかも、押し付けては何にもなりません。
世の中、何が成功で、何が失敗かわからないのです。
どう捉えるか?で価値が決まります。
先づは、行動をサポートします(^o^)/