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ルイ・ヴィトンというブランド力の凄さ

ルイ・ヴィトンでの主な仕事は、ショップアシスタントでした。

要するに日本人相手に、カバンを売っていたわけですが、さすがブランド品です。買い来られるお客様は、観光気分も伴ってか、当時の金額で、10万〜30万ぐらいの買い物を平気でなさいます。

当時のルイ・ヴィトンの価格は、記憶の中では今の半額以下でしたが、それでも、私にとっては高値の華でした。

初めは、たくさんの商品を、まるで特売のように買われるお客様をみて、さすがに戸惑いましたが、たかがカバン、されどカバンと言われるように、ちょっとした衝撃では傷がつきにくい合成皮で仕上げてあり、金具などは、時間が経過しても濁らないように手厚い加工を施しています。

また、修理の方も承っていますので、ボタンやチャックなどの使用頻度が高い部分についは、修理が出来ますから、本当に長く使う事が出来ます。

この写真にある、エピシリーズの青い長財布は結婚してから20年間、毎日使用してきた一品です。

もちろん、その間に何度も修理を行いましたが、あ〜使ってよかったと思えた商品でした。

特に旅行カバンは頑丈で、素晴らしい製品ですが、唯一難点といえば、重たいことです。

これに、荷物を入れたら持てるのかしら…?というくらい重いスーツケースもあるのですが、こちらは心配ご無用、昔のお金持ちの貴族の方々は、重い荷物は召使いが車や馬車馬で運ばせていましたので、とにかく、丈夫で傷がつきにくいカバンに人気があったようです。

そう、ルイ・ヴィトンは、そんな時代を背景に、貴族の方達の旅行カバンとして成長してきたわけです。

勤務時間

30年ほど前のオーストラリアでは、日曜日と言えば店は当然閉店でした。

せいぜい空いているお店は、免税店や観光客相手のお土産物屋さんぐらいしかなかった気がします。

だだし、木曜日はLate night shopping day と言いまして、どこのお店も夜8時頃まで営業しているので、ショッピングを楽しむことが出来ます。

ただし、ルイ・ヴィトンの営業時間は、朝10〜夜5時の月〜土曜日だけだったと思います。

ちょっとした残業はあったと思いますが、それでも6時頃までには、退社していました。

また、今では考えられませんが、当時は日曜日が定休日でしたし、半年勤めると10日ほどの有給が貰えますので、私もご多忙にもれず長期旅行に出かけたりしました。

お誕生日のお祝い

スタッフが誕生日となれば、その日の午後2時頃、お誕生日のお祝い会が20分程度あります。

もちろん、店は閉める事が出来ないので、最小限度のスタッフは売り場に残り、後のみんなは事務所でお祝いです。

事前に書いておいた、お誕生日カードを手渡し、Happy Birthday をみんなで歌います。乾杯の音頭と共に、ピンクシャンパンを開けグラス一杯ほど振る舞われます。

もともと、ルイ・ヴィトン社はフランスなので、シャンパンも会社からのおもてなしです。

多分、すごく高かったと思います。

お昼から、しかも、仕事中にお酒ですが…、この辺が、オーストラリアの空気感ならではでした。

制服に身を包み

制服は2種類用意されていまして、いずれも、バレンチノなどの有名ブランドデザイナーの洋服です。

週末には、会社が洋服をクリー二ングしていただけます。

また、靴は、各自黒の靴を買うようにお金を支給され、近所にあった高級イタリア靴ブルーノマリを履いていました。

これが、抜群の履きやすさで最高でしたね。

ルイ・ヴィトン社主催のパーティー

さすがセレブ!と思った体験は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館 を夕方6時から貸し切ってのパーティでした。

美術館の貸し切りですよ〜〜。貸し切り!

たくさんの絵画を風景に、通路には素敵なルイビトンのバックや装飾品が並べられ、バーテンダーが飲み物とスナックを持って「マダムいかかですか?」とさりげなく、ウエルカムドリンク。

シャンパンの美しい泡と、キャビア、イクラ、などが散りばめられた宝石のようなスナックは、本当にセレブリティな世界でした。

もちろん、ルイ・ヴィトン社が開くパーティーには、各界からのセレブが集合するとあって、報道陣もたくさん来ていました。

「プラダを着た悪魔」の映画のワンシーンにこのようなパーティーシーンがありますが、まさしくそのものだったのです。

経験は今の自分を育んでいる

このように、当時、私はなかなか味わえない経験をしていたのかもしれません。

それでも、今となっては過去の事でして、本当にこの生活を続けたかったら、しがみついてでもしていた事でしょう。

しかも、このブログを書くまで、この事は私にとって、忘れていた一つの出来事でしかなかったのです。

人はたくさんの素晴らしい経験を積んでいます。

それは、読者の方も同じです。

その上に、今の人生があるのです。

そして、全ては自分の選択の中でどうにでもなる出来事なのかもしれません。

ってか、私も今はムギワラ帽子を被り、長靴を履いて農業をしております〜(^o^)/が、今日は、ハイヒールをまといながらこの文章に当時の想いを馳せています。笑

幸せは満ちあふれる

そんなたくさんの出来事をお届けしたいと思っています。

この記事を書いた人

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michann

読書が好きで、本が速く読める(フォトリーダ)技術を持っていながらも、年齢と共に活字を読むことに煩わしさを感じ、現在は耳読に夢中です。



仕事は、花つくりを中心とした農業をしています。
お花に関する知識

・造園施工管理技士2級
・小原流 家元教授
・グリーンアドバイザー
・ハンキングバスケット・マスター

・食品衛生管理者

を持っています。



独身時代は、海外添乗の経験があり総合旅程管理主任者を取得し、今は趣味として旅を続けながら人生を謳歌中です。
また、

最近始めたゴルフは、100のスコアーを切るべく苦戦しながら楽しんでいます。



また、自分の強みであるコミュニケーション能力と社交性、個別化を生かし数年前より 社)コーチングプラットフォーム認定コーチとなり、コーチングで”自分らしくしなやかに生きる”を実践中です!



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