普通の人に比べて比較的健康な私ですが、昔から歯並びが悪かったせいか、虫歯になりやすく定期的に検診に行っています。
先日のことです。
定期健診が終わった直後から少し歯が痛み始めまして、歯医者さんに行ってきました。
『先生〜、なんだか歯があれから痛くて…。』
先生は私の歯を2〜3秒、見るや否や、これはですね…
と、歯のレントゲンを見せながら説明を受けました。
要するに、歯が微妙に痛みがあるのは、以前から対処療法としている治療では、そろそろ無理なんじゃないか?という事だったんです。
そこで…
『いや〜、そんなに痛かった事ありました?』
と自分の事ながら先生に質問したのです。
脳はすぐに忘れる
すると先生は、
『以前にもこういう事を訴えられて治療をしていたのでが、お忘れになられているだけなんですよ。
寝られないぐらいの痛みではないので、すっかり忘れてしまっているんですよ』と、
そういえば、子供の頃なんとなく歯が痛くても気のせいだと思って放置していたら、夜中にうずきだして、寝られなかったことを思い出しました。
脳は都合のいいことしか覚えていない
その時、脳は都合のいい事しか覚えていないんだ〜という事を改めて再確認しました。
ですよねー、本当に苦しいこと、傷ついた事全て覚えていたら、怖くて前に進めませんよね。
人は、特に楽しかったこと、悲しかったこと、痛かったことは覚えているもしれませんが、ちょっとした苦痛はすぐに忘れてしまいます。
ですから、何度も同じ間違いを起こしたり、問題を先送りにしてしまう訳ですね。
本当は、ここで軌道修正しておかないと、後で大変なことになるわけです。
まとめ
脳は自分の都合のいい事しか覚えていない。
ですから、ポジティブな生き方はできるのですが、問題を先送りにしてしまって、後でえらいことになることを知りつつ、引き延ばすクセがあるのです。
これは生活の中で、毎日毎日、繰り返し行われています。
歯の事もそうです、いつも時間に遅れる人、期限を先延ばしにする人もそうです、忘れ物をすることもそうなんですね。
ささいなことは確かにちょっとしたことで軌道修正できるのですが、つもり積もると、信頼関係を失ったり、信用をなくしたり、目に見えない落とし穴が待っている訳です。
ちょっとした悪い癖ありませんか?