世界の王者と成るには、スポーツに関する才能、努力以外にも、生活面での体調管理、精神管理、生きる全てがトップアスリートでないと、この道にはたどり着けないのです。
この書籍には、ピザ屋の息子として生まれた彼が、小麦粉を生活から排除して体質を改善していくストーリーとプログラムが書かれています。
健康だと気がつかない身体からのサイン、見過ごしている私とあなたへのるメッセージ、「食・心・体の統合」研究所代表の先生と一緒に紐解いてみましょう〜
砂糖よりも気をつけなければならない「小麦粉」
小麦粉?‥なんで??
砂糖や油はよく体に良くないとか、ダイエットには注意!なんて聞きますが‥
パンやパスタ、ケーキが大好きな私とあなたへ
実は‥
パンの主成分である小麦が、肥満、花粉症、アレルギーを引き起こす引きがねとなっているのです。
ジコビッチは、食生活の主食であった小麦を体の中から排除することによって
- 集中力が高まった
- 体重減
- 朝の目覚めが良くなった
- 心・体ともに軽くなった
などの効果が現れたそうです。
なぜ小麦が悪いのか?
小麦って自然のものだから、なぜ悪いのかが全くわかりませんよね。
そこで今回は、「食・心・体の統合」研究所の先生にたくさんのことを教えていただきました。
小麦の歴史
紀元前3300年ごろからヒトツブコムギという品種の小麦が主流に食べられていましたが、1960年代、人口が増えるにつれ、より良い生産効率を目的として、小麦にも品種改良がなされてきたそうです。
これによって、私たちは給食にパンが出たり、菓子パンが多く出回り、私たちの成長を支えてきました。
しかしながら、現在の小麦はグルテンが多く含まれることによって主食としてたくさん摂りすぎると、この成分が体の中で変化を起こし、外に排出しようと、アレルギー反応が出ることが近年の研究で解明されてきました。
※グルテンとは、小麦などに含まれているタンパク質の一種で、パンにふわふわとした柔らかい食感やうどんのコシを生み出す物質のことです。
また、現代の食生活では炭水化物中心となり、このグルテンの過剰摂取による弊害が出ているわけです。
小麦の取りすぎによる悪影響
血糖値の乱高下
小麦を摂取することによって急激に血糖値が上がり、脂質をためやすくなる。
この乱高下が繰り返されると、血管が劣化していくため、動脈効果、心臓疾患、脳疾患、老化、ガンなどのあらゆる病気の引きがねとなります。
体重増加
食事から得た脂肪よりも、炭水化物の過剰摂取が肥満の原因なのです。
エネルギーの生産効率が悪くなる
「脳の霧」と呼ばれる症状が発生し、集中力が散漫になったり短期記憶が不正確になったりと、軽度の認知機能の低下が見られるそうです。
老化を進めます
血液中の糖化によって体にダメージを与えます。
クセになる
小麦をとることで、クセになるという脳への影響をもたらし、食欲増進剤となります。
小麦と上手に付き合う方法
- 量を減らす
まづは、パンやお菓子、うどん、ラーメンなどを出来るだけ控えるように意識する。 - 使用する小麦をスペルト小麦に変えてみる
- 食べる順番にきをつける
コースメニューのように、野菜から食べ始める。 - パンとミネストローネはセットで摂取
パンは腸壁が乾燥するので、野菜の入っているスープで補う。
ジョコビッチからのメッセージ
あなたはただ、やってみるだけでいい。
あなたにとって最悪の敗北とは失敗そのものではない。
やろうともしないでムリと決めてしまうことだ。
本には14日間のグルテンフリー食事内容が記載されています。
彼がこのような食事を実践されたことで、一旦体から排除したグルテンを再び体に入れたとき、まさに体からの悲痛な叫びが感じ取れたと書かれたありました。
彼はスポーツ選手で、強固なる精神力でこのこの食事療法に挑んだに違いありません。
どこまでできるか?疑問ですが、少しづつ減らしていけたらと思っています。
ちょっと意思が弱〜い、パン大好き人間より