そんなこと説明できるはずが無いですね。
ここで説明できたら、私はとっくに講師やっているかもしれないぐらい奥が深いのです。
そして、先日学んだ講座では、自分の奥底に眠る経験を揺り起こして、物語を作りました。
自分が一体何にこだわり、生きているのか?を探り、一歩踏み出すきっかけ作りをしていただいた。と、思っています。
さて、その全容は…
人は物語をもっている
既にご存知のかたもいらっしゃるとおもいますが、私たちの脳は意識と無意識層で構成されており、顕在能力と潜在能力をもっています。
そして、私たちのとる行動の大半が無意識の塊だと言っても過言では無いでしょう。
何故なら、あなたは一歩踏み出す時、右足から出すか、左足から出すか考えた事がありますか?
よくよく考えてるみると生活の大半は無意識の中で行動をとっており、いちいち意識的に考えたら、前に進むことすらできませんよね。笑
このように、過去の経験がドンドン脳にインプットされ、無意識の中に蓄積されていきます。
そうなんです、いちいち覚えていたらキリが無いので、人はどんどん忘れて言ったかのように見えますが、脳はその体験を潜在能力の中にどんどん入れて言っているのですね。
そして、何かを決断する際、私たちは無意識のうちに自分たちの過去の体験から、出来る!出来 無い!を判断し、行動している訳です。
そう、あなたの中にある物語が勝手に決めているのです。
食べ物の好き嫌い
例えば、ここに鶏肉があるとしましょう。
私は、この鶏肉を見た瞬間、今日は親子どんを食べよう〜!と考えます。
しかし、私のおじいちゃんはこう言います。
「また今度食べるわ」と…
実は、幼少期の頃、お祝いごとがあれば、自分の家で飼っていたニワトリを潰して食べていたそうで、庭で首の無いニワトリが走り周っていた姿を思い出し、食べられなくなったそうです。
このように、私たちは鶏肉という言葉から、たくさんのことを瞬時に連想し、自分の経験則に基づいて言葉に対して意味づけを勝手にしてしまっているのです。
では、おじいちゃんが鶏肉を食べられるようになるには、実は、料理方法を変えるのではなく、過去に起こった事実の意味づけを変えていかないといけません。
もし、ニワトリの残酷なイメージから、鶏肉を食べる日はお祝い事で楽しい日だった。と、物語を塗り替えることができたなら、おじいちゃんはきっと、鶏肉料理が大好きになるでしょう。
自分の中にある価値観や信念
自分の中にある価値観や信念が邪魔をして一歩踏み出せない自分がいるならば、このブレーキを外すことが一番効果的な方法なのです。
何故なら、ブレーキを外さずにアクセルを踏んでも、前に進めるはずが無いからです。
現実を変えたければ
今回はたくさんのワークを行ない、自分の無意識に眠る「物語」を、自分の桃太郎のストーリーに乗せて文字化してみました。
そして、書き出した物語を可視化することで、自分の作った物語の裏ずけを探り、一歩踏み出す行動指標まで出すことができました。
以前、子供にこれと似たようなことをやらせたところ、とても面白かったのは、子供の物語には、子供が欲しいと考えている物しか出てこないのです。
例えば、ゲーム機やおしゃれグッツなどです。
時には、怒られるとか、アイドルの◯◯君に会えたとか、発想がとても子供らしく面白かったことを記憶しています。
これも、子供が過去の経験則に基づいて無意識に作った物語な訳ですね。
なかなか、自分と向き合うことはハードだと思いますが、こんな体験を得たことに感謝すると共に、私の中の奥底にある価値観や信念にもう少し向き合ってみたいと思います。
そして、自分の物語の書き換え作業を行わなければいけませんが、脳はまだまだ納得していません。
何故なら、脳は現状を維持することが、一番好きで、出来るだけ安定を望んでいるからです。