昨日は、昔からの友人と数名でホテルに泊まり込んで夜な夜な喋り倒した1日でした。
アメリカから帰国したタイミングを狙って、わたしの友人の娘さんを紹介しました。
彼女は今19歳で、これからアメリカの大学入試に向けて、勉強と渡航費用を稼ぐ為に企業に期間従業員として働いています。
同じ子供を持つ母としては、アメリカに行くことも、今、出稼で働くことも心配でなりません。
しかし彼女は「大丈夫、こういう体験が自分を強くさせるから、いいのよ〜。」
って…
彼女のご主人のこと
彼女のご主人はドイツ人で、今ではアメリカの大学教授並びに押しも押されぬ、スーパードクターです。
収入も何千万も稼ぎ、日本、オーストラリア、南米、アメリカに家を持ち、5ヶ国語を喋ることができます。
その彼の生い立ちは、そんなセレブな生活とは全くうらはらでした。
小さい頃、両親が離婚し、母一人で育てられた彼は、ドイツからオーストラリアに移民してきました。
ドイツ人であることに迫害を受け、子供ながらどうやったらお金持ちになれるか?を考えていたそうです。
お金持ちになったら、母親に一軒家の家を買ってあげたい。その一心で、勉強したそうです。
そこで考えたのが、お医者さんだったそうです。
とにかく医者になれば、安定した高収入が得られると…
もちろん、家庭も裕福ではないので、学費は全て奨学金でまかない、勉強しながら、ビール工場で夜な夜な働いたそうです。
彼は、5年という速さで医学部を卒業し、勤務医として働きました。
実は、お医者さんの中にもいろいろな免許があって、医師免許を取った後も専門的分野の勉強をおこたらず、数十年がオーストラリアで月日が経ちました。
その頃の彼は、勉強の虫だね〜って私たちは笑っていたけど…
勉強し続けた末に
コツコツ勉強し続けた果てにほぼ全ての専門職の免許を取得し、ある時、同じドクターからアメリカで働くオファーをもらいました。
もちろん、収入は倍以上貰えますし、何と言っても自分の専門知識が発揮できる場でありますから、喜んで渡米することになりました。それが、15年程前になります。
ちなみに、医師免許は国際的ではないので、オーストラリアで取った医師免許はアメリカでは通用しません。
冗談みたいな話ですが、ドイツ人というだけで、テストに英語も含まれます。
と、いうことでもう一度医師免許の取り直しです。
彼は、常に勉強していましたので、なんなとクリアー。
渡米後は、安定した地位と年収で、みんなが羨やむ生活を送っています。
逆境はバネになる
このように、小さい頃の体験が肥やしになって、大輪の花を咲かせることもあります。
これは、事実ですが、真実は自分で変えることができるのです。
どう紡ぐかは自分次第。
小さなお嬢さんに、エールを贈ります。
追伸
ホテルのスイートルームに連れて行ってあげたら、「いつかは、お母さんをジャグジーのあるホテルに連れて行ってあげたい」と、言っていましたよ(-_^)
うちの子供に聞かせてあげたいわ。