前回、ダイエットのことを書きましたが、今回は今までのダイエットはなぜ続かなかったのか?について私なりに考えたことについてまとめてみました。
今やっているやり方は、私にとって好奇心で始められたし、それによって記録する面倒さというのがなくなっているのが現状です。人は理想の体重になることで得たいものが得られるのに何故?続かないのかについて書いてみたいと思います。
人から言われると反発し、自分で気づくと変わりやすい
実を言うと、友人に勧められたとき、どこかで反発心があったのかもしれません。
「私だって運動は頑張ってるのに、さらに筋トレだなんて…」と、どこか腑に落ちなかったんです。
でも、よくよく考えてみれば、大切な友人が私に無理難題を押し付けるはずがないし、心から心配してくれているのは、手に取るようにわかっていました。
それでも、家に帰ってひとり冷静になると、
「さて、どうしたものか…」
と戸惑いが湧いてきたんです。
人から何かを言われたとき、私たちはどうしても反発心を覚えたり、素直に受け入れられなかったりするものですよね。
そこで私は、一旦自分なりにできることから取り組もうと決めました。
まずは食事から見直してみた
筋トレや過度な運動を新たに加えるのではなく、食事という面からもう一度見直してみることにしました。
以前から「あすけん」というアプリでカロリー計算は時折やっていたものの、なかなか進歩がありませんでした。
「カロリーはそこそこ守ってるつもりなんだけどなぁ…」と、
不満が湧いてきます。
やはり数字(特に体重ですね)に反映されないと、やる気が続かないのは周知の事実。
「せめて1キロか2キロでもいいから、すっと痩せてくれたらやる気が湧くのに…」と思いながら、もう一度あすけんでカロリー計算を始めました。
450円の課金が、すべてを変えた
1週間ほど続けていると、ある疑問にぶち当たりました。
「これって本当にちゃんと栄養が行き届いてるんだろうか?」
タンパク質といえば、卵、納豆、鶏のささみ。
こういった代表的なものを中心に食事を改善し、献立を考えることは頭ではわかっていました。
しかし、毎日納豆、卵、鶏のささみでは飽きるし、継続もできません。
今までもこういったことはやっていたのですが、どっかで飽きちゃって続かないなぁと始めて1週間ほどする頃には感じ始めていたのです。
そこで、納豆、ゆで卵や鶏ハムは作り置きして冷蔵庫にあるんだけれど、これはあくまでもサプリメントという感覚で摂ることにしました。
そして、それ以外でうまくタンパク質を取る方法を模索していたのです。
例えば、どこかのメニューでだし巻き玉子やオムレツ、カレーを作ったらそこにゆで卵や納豆をサイドメニューで添えるとか。
実は、あすけんには食べたものを栄養素で計測する有料機能があり、ここで私は1ヶ月450円を課金することにしたんです。
この450円が、私の意識を変えました。
今までの食生活がいかにバランスを欠いていたか。
それがまざまざとグラフに表れるんです。
人に言われると「チェッ」と反発心が湧きますが、事実をただグラフで毎日淡々と見せられると、
「これはさすがにやばいな。本当にバランスが取れていないな」と、
自然に思えてきたんです。
自分で調べるから、面白くなる
すると今度は、食べるものについての知識がどんどん溜まっていきました。
今までは「タンパク質といえばこれ」という代表的なものだけを食べていれば十分だと思っていました。
でも実際は、様々な食材にタンパク質が含まれている。だったらそういったものをバランスよく摂取しながら、1日の献立を考えてみよう——!
そんなスタンスに変わっていったんです。
これは私にとって大きな発見でした。
すると、今まで「なんとなくやらなくちゃ」と思っていたことが、どんどん自発的に、能動的になっていきます。
アプリに食事内容を記入することも楽しみになってきました。新しい食材を食べたとき、「これはどんなふうに作用するんだろう?」とグラフを見るのも、また面白い発見になりました。
具体的な発見たち
たとえば、オーツミルク。
年齢を追うごとに心配になってくる骨粗相症。
カルシュウムを摂ると良いとわかっていたのですが、何をどのくらい食べたらいいのか全くわかっていませんでした。
表によると1日200ml飲めば、カルシュウムが十分に満たされることがわかったんです。
コーヒーに入れれば、1日100mlくらいは軽く摂れます。
これで1日のカルシュウムの約半分はクリア。
他からも摂れるので、バランスよくと言われますが、そのバランスよくというのがいまいち抽象的でなかなか実行に移せなかったのです。
しかし、表によって今食べたものが確実に記入すれば、グラフが積み木のように基準値まで達成されていくわけです。
こちらは、あすけんでオーツミルク200CC飲んだ時の栄養バランスです。
逆におやつ、たとえばクッキーやケーキなど高カロリーなものを食べるとどうなるか。
こちらは代表的な苺ショートケーキ
おやつの表示は赤で示されますから、普通に食後のケーキを記載しても他のカロリーに積み上げ式で赤で表示される仕組みになっています。
300kcalくらいなので、ご飯やおかずを減らせばカロリーとしては帳尻は合います。
でも、脂質とエネルギーだけがたくさん摂られて、私が満たしたいタンパク質や食物繊維、ミネラル、鉄分などの栄養は全く摂れないんです。
「なんだか、これを食べること自体、意味ないな」
と、思うようになりました。
こうやって、感情面からも、おやつに対する食欲が徐々に薄れてきたのも事実です。
加えて、あまり糖質を摂らなくなると、逆に『もっともっとと欲しい感覚』が無くなくなるから不思議でした。
そして数値化すると、「どうやったらいい点数が取れるんだろう?」「どうやったらビタミン類や鉄分、カルシウムが摂れるんだろう?」と、色々な機能を使って検索するようになりました。
食生活が変わった、具体例
• コーヒーの牛乳をオーツミルクや豆乳に変更。カルシュウムやタンパク質が摂取できるメリットと、脂質が少ないことがわかったので。
• イカ、エビ、タコを活用たくさんのタンパク質が摂れることがわかり、青菜やブロッコリーと一緒に、ニンニク、鷹の爪、オリーブオイルでさっと炒めて夕食に。
• 旬のさんまを楽しむ脂が乗っていて、昨年に比べると安価で調理もしやすい。焼いて大根おろしと一緒に食べれば、魚に含まれるオメガ3も摂取できます。(とはいえ、2匹食べるとカロリーオーバーなので、この辺は臨機応変に…)
• 豆腐のバリエーションを増やす冷奴だけでは飽きてしまうので、麻婆豆腐にしたり、牡蠣と一緒に簡単ひとり鍋を作ったり。
様々な工夫ができることがわかると、食事もバラエティに富み、ストレスがほとんどなくなったんです。
やらされ感ではなく、納得感
これも、人から言われるのではなく、自分で調べて検証したから。「やらされ感」がなく、「納得感」が生まれます。
知識が溜まってくると、バランスの良い食事が自然と可能になってきます。
このように、はじめは人から聞いて始めたダイエットですが、人によって生活様式、収入、家族関係、仕事、時間——様々な要因が重なって今の体重になっているわけで、一朝一夕に人の真似すればすぐ成果が出るということはあり得ません。もし、出来たとしてもすぐにバネのようにリバウンドするのは目に見えています。
だから、一旦聞いたことは、自分の生活様式にフィットするかどうかの検証と、それに対してのカスタマイズが必要なんです。
あなたにも、試してほしい
これは私の成功体験です。
この話を聞いて「ちょっとやってみようかな」と思われたなら、ぜひ試してみてください。
そして、それを自分なりにカスタマイズすること——これがダイエット成功の秘訣なのではないかと、取り組んでみてわかってきました。
よく「ダイエットにはタンパク質を摂る」「甘いものは食べない」「運動をする」など、様々なことが書籍やYouTubeで取り上げられています。
でも「失敗は成功のもと」と言われるように、その後、どう自分にカスタマイズするかが成功の鍵だと思います。
私も引き続き頑張りますね!一緒にがんばりましょう。