最近、コーチングプラットフォームオンラインクラスのアシスタントや再受講のクラスに入ってつくづく感じていることが、受講生さんの成長ぶりです。
他人なら伝えられても、親子関係の中ではなかなか伝えづらい難しさがあるので、娘にも講座を通して是非学んでほしいなぁと感じ始めていました。
今回、丁度良いタイミングだと思い受講を薦めてみました。
今日は、まぜ娘に薦めたのか?について書いてみたいと思います。
新社会人として歩み始めた娘への想い
娘が北海道で薬剤師として働き始めて、もう数ヶ月が経ちました。毎日患者さんと向き合い、医療従事者としての責任を担いながら、きっと様々な経験を積んでいることでしょう。
学生時代は「合格するため」の勉強でしたが、今は違います。
その知識を使って、いかに患者さんの生活の質を向上させるか。
薬を通して、一瞬一瞬の関わりの中で、患者さんにどう貢献できるか。
これからが本当の勝負だと感じています。
コーチングとの出会いが教えてくれたこと
実は私自身、コーチングを学び始めて、今では新しくコーチングを習いたい方のオンラインクラスでサポートをしています。そこで気づいたのは、コーチングスキルを身につけると、人とのコミュニケーションが以前より取りやすくなるということでした。
その理由は3つあります:
- 相手との距離感が測れるようになる
- 多様性を知ることで、相手との意見の違いを受け入れられる
- 自分を知ることで、相手の意見も素直に受け入れられる
私自身の変化
コーチングを学ぶ前の私は、実は「世の中には私と同じような考えの人が普通にいて、それは正しい」と思い込んでいました。ところが、いろんなタイプの人の話を聞いてみると、「そんなことを感じているんだ」と、驚くような違いがあることがわかったのです。
違いがわかるようになると、今度は興味を持ってその人の話を聞きたくなりました。「私はこう考えていたけれど、あなたはこう考えているんですね」と。すると、これは良いとか悪いとかではなく、この違いこそが多様性であり、お互いの弱い部分を補い合う強みなのだと理解し始めました。
次に、自分のことも相手との違いがわかってくると、癖みたいなものがわかってきて、時々人と比べて「あゝ、私ってダメだなぁ…」と思うこともしばしばあったのですが、人と比べることにあまり意味がないと気づくようになって来ました。
なぜ娘にコーチングを勧めたいのか
講座のアシスタントとして、受講している生徒さんたちの成長ぶりを見ていると、1日の朝と夕方では色々な気づきによって変化していく様子が見受けられて「こんなふうに娘も成長してくれたら」と心から思うようになりました。
特に娘のような医療従事者は、毎日様々な患者さんとコミュニケーションを取る仕事をしています。コーチングスキルは、こういった対人関係の多い職場環境で働く方にとって、とても役立つスキルだと思います。
もちろん、人に何かを勧める時は多少なりとも相手にとっての利益を考えるものですが、肉親の場合は、ただ純粋に「さらに良くなってほしい」「さらに成長してほしい」「さらにうまくいってほしい」という願いが込められています。
まずは一歩から
半年に及ぶ講座費用は決して安くないので、娘も躊躇するかもしれません。
どうやってこの講座を薦めようかと考えてました。たまたま、帰省する際に、1日のリアル講座があったので思い切って参加を勧めてみました。
彼女は、まぁ、ママが行くんっだったら心強いし、ちょっと体験してみるかっ!って感じで承諾を得ました。
そこで、1日リアル講座では、彼女が感じたこと、思ったことを素直にアシスタントコーチと一緒に言語化してもらい、もし興味を持ってくれたら本格的なコースも検討してもらえればと考えています。
娘の未来への願い
娘が今後、様々な壁にぶつかって人生を乗り越えていく時に、コーチングが一つのコミュニケーション能力向上の道具となり、自分の軸がブレずに支えとなって、人生を歩んでいってくれることを心から望んでいます。
20代でこのようなスキルを身につけることができれば、その後の長い人生において、考え方や見方を柔軟に変えることができ、自分の気持ちにブレがなく、正直に生きていけるのではないかと思うのです。
そして、私は子供に対して自分にとっての最善の方法を、選択肢として提示していこうと思っています。
もちろん、これは、私にとっての最善な方法なので、それを「選ぶ」「選ばない」は、娘であって、自分の決めた道を紆余曲折あっても『しあわせ』と言う方向に真っ直ぐに進んで行って欲しいと願っています。
こんな風に、押し付けではなくちゃんと娘をひとりの大人として尊重した上でアドバイスができるようになったのも、私にとっては講座の受講の成果だったのようですね。
では、また!