20年以上も前の話です。
私は、いつもたくさんの男友だちがいました。
何故か、男性といると気が楽で、自分で言うのもなんですが、お気楽人生を楽しんできました。
いざ結婚することを決め、その時に男性友人から言われたことは、
「とにかく結婚したらうまい料理を作って帰りを待て!そしたら、男はみんな自分の所に帰ってくる!」
と、よくわからない花向けの言葉をいただいたことが、今でも心に残っています。
私は、あまり男の帰りを待つ!なんてことは気性に合わない私なんですが、とにかく料理だけは、すべて手作りでなくてもいいから作ろう〜と思ってここまできました。
で、私は20年間の経験から、上手になったか?というと全くでございます(ー ー;)
仕事も子育てをしながらしていましたので、ほとんどが半出来合い物で、混ぜるだけ、移すだけ、チンするだけの生活を送っていたこともしばしば‥
料理教室など行ったこともなく、誰かに作ってもらったら幸せ〜を感じる私ですが、どこを見渡しても、私しか作る人がおらず、知識なんて全くないのが現状でした。
住む所が田舎なので、なかなか外食も出来合いの食品も手に入らない状態でした。
もちろん、それはそれで楽しんでいたのでいたわけなんですね。
実家に帰ると、外食が恋しく、実家ではごはんを食べずにレストランに行ったものです。
今日の図書館で手にした本です。
料理をしない女 味がわからない男佐藤富雄著
脳に刻まれた男女の違い
書籍によると、人類史の中で、男女平等が言われたのは近年になりますが、簡単に言えば、「男性は狩猟」「女性は採集と食べ物づくり」という歴史を培ってきました。そして、今、現代においてもこの事実が人間の脳に大きく影響しているわけです。
ですから、料理は100万年以上もかかって出来た、女の幸せの原点だそうです。
これは男女差別云々とは全く関係のない、単純な事実で、そして幸せというものが、家庭を中心として成り立ち、結婚して、幸せになりたい〜と思うのも、本能がそれを求め、極めて自然なことだとか。
また、男性の脳は狩猟に適したかたちで発達してきたわけです。
外で獲物を追い持ち帰り、妻や子供を養っていく。
時に危険な戦いもあることでしょう、しかし、日が暮れ家路に着く頃には、食べ物を用意して迎えてくれる妻がいることで、どんなにほっとしたことでしょう。
ですから、男性は長期に渡る狩猟生活を送ってきたおかげで、視野が広く、空間全体を認識するのが得意です。
反対に採集と食べ物作り、そして育児をになってきた女性は、細かいものによく目が行きますし、周囲のちょっとした変化にも敏感です。
お互いに逆のことをやろうとしてもうまくいかないし、一番得意なことを淡々とやりながら、結婚生活を営むのが、結婚の原点だったそうです。
結婚はシンプルな共同作業
この本を手にして、昔の友達の言葉を思い出しました。
その時は、彼もちゃらけていった言葉だったかもしれませんが、確かに、心理を突いているなぁ〜とその当時も思ったものです。
時が経ち、たくさんの経験を積んで、もしかしたら‥
結婚って、単純な共同作業を難しく考えていたのかもしれませんね。と、書籍を読んで思った次第です。
写真はほうれん草のグラタン*
娘にせがまれて作りました。作り方はめっちゃ簡単です。
働くおかーさん用です(^o^)/
参考レシピはこちらから