昨日から急に寒くなり、最低気温3度、最高気温13度ほどまで下がったため、慌てて衣替えをしました。
数日前まで暑苦しく感じていたセーターも、今では心地よく感じられます。
季節の変わり目に感じたこと
そんな季節の変わり目に、ふと生活全般におけるダウンサイジングについて考えています。
以前は、ワンピースやスカートを購入し、様々なコーディネートを楽しんでいましたが、最近は在宅時間が増え、午前中は農作業をしているため、スパッツやトレーナーといった動きやすい服装が中心となっています。
そうなると、ちょっとした外出の際も着替えることが面倒に感じられ、昨年購入したおしゃれなブラウスやスカートもほとんど着用せずじまいとなっていました。
かつては鞄や靴もTPOに応じて使い分けていましたが、現在は特別な用事がない限り、軽くて実用的な布バッグや運動靴で済ませています。
おしゃれなバッグを持つと服装も自然と気を遣いますし、何より重たくてかさばり、機能的ではありません。
靴に関しても、少しヒールのあるものを履くと転倒への不安が付きまとうようになりました。その点、運動靴は歩きやすく、行動範囲も広がります。
海外旅行の際は常々、おしゃれよりも機能性を重視して荷物を選んでいましたが、今の日常生活もそのような方向に変化してきていることを実感します。
もしかしたら年を重ねてきたからかもしれませんが、それも素直に受け入れていこうと思っています。
このタイミングで身の回りのものを整理してみようと考えています。現在の生活スタイルや身の丈に合った暮らしの方が、自分らしく、より生きやすく感じられるからです。
ダウンサイジングの利点
ダウンサイジングの利点を考えると、行動の身軽さに加え、より本質的な変化が生まれます。
人からの誘いや提案に対して、自分の価値観に基づいた明確な判断ができるようになり、周囲の意見に過度に影響されることが少なくなります。
また、自分の生活における明確な基準があることで、精神的な安定感も得られます。このことは、周囲の人々との信頼関係構築にもつながるのではないでしょうか。
数週間前、知人からあるイベントに誘われましたが、私にとってはあまりにも身近な内容だったため、参加費を払ってまで行く気にはなれませんでした。
その日は実際に予定が入っていたため、それを理由にお断りしましたが、今思えば、本音をやんわりと伝えておく方が、今後の関係性においても誠実だったかもしれません。
来年1月に還暦を迎えようとしています。コロナ以前は様々なイベントに参加していましたが、パンデミック以降、そういった機会が減少しました。
しかし、それによって生活の幅が狭まったとは感じません。むしろ、心地よさを覚えています。
これからの旅路を楽しむために
これは、人間関係を整理するというよりも、親しい人々とより質の高い時間を過ごしたいという願望の表れなのかもしれません。
旅行の際、スーツケース1つで必要最小限の荷物を詰めて出かけても不自由を感じないように、人生というスーツケースの中身も、これからの旅路を楽しむために、そろそろ見直していく時期なのかもしれませんね。