朝の空気が少し変わってきた。18度という気温は、まだ夏の名残を感じさせつつも、確実に秋の訪れを告げていた。いつものように犬の散歩とウォーキングに出かけると、じわりと汗が滲み出てくる。
まだ暑さは健在だ。
自然と向き合う仕事
朝の仕事は野菜の収穫から始まる。野菜の高騰が続く中、我が家のベビーリーフは売れ行き好調。
その後は花苗生産へ。暑さで消えてしまった苗の補植に腰をかがめながら精を出す。
こうやって、自然と向き合う仕事は、季節の移ろいを肌で感じさせてくれる。
季節を食卓から
昼食前にさっとシャワーを浴びる。先日の出張先の道の駅で買ってきてくれた梨が、乾いた喉を潤してくれた。水々しい果汁が口いっぱいに広がり、夏の終わりと秋の始まりを感じさせる。うんまぃ!
午後はオンライン英会話レッスン。もう1年以上続けているが、上達の程はお恥ずかしい限り。それでも、画面越しであっても人と話すのが楽しくて仕方ない。この楽しさが、続けられる理由なのだろう。まぁ、農業とは縁もゆかりも無い訳だがそれでも楽しみの一つだ。
夕食は久しぶりのキムチ鍋。少し涼しくなってきて、鍋が恋しくなってきたのだ。でも、白菜がまだシャキシャキしていて、冬の白菜の甘くてとろけるような食感には程遠い。季節はまだ完全には移り変わっていないのだと、食卓からも感じる。
季節は移ろい、人生は変化する
夜は恒例の温泉へ。気がつけば、この温泉通いももうすぐ1年になろうとしている。元は手首の怪我のリハビリのために始めたことだったが、今では心身ともにリラックスできる大切な時間となっている。
最近では娘と一緒に通うようになり、それがまた新たな楽しみとなった。
湯につかりながら、ふと娘のことを考える。彼女の学生生活も残すところあと半年。
春には一緒に温泉に通う日々も終わりを迎えるのかもしれない。
寂しくなるなぁと感じると同時に、残された時間を大切にしようという思いが強くなる。
湯気の向こうに、今日一日の出来事が浮かんでは消えていく。
季節の変わり目のように、人生もゆっくりと、でも確実に変化している。娘との時間、仕事、趣味。
すべてが流れていく中で、どれも大切に感じられる。
そして、私たちの生活がいかに自然と、そして時間の流れと密接に結びついているかを改めて感じた。季節の変化は、私たちの日々の営みの中に静かに、しかし確実に現れている。それは人生の変化とも重なり合う。
これからも、自然の移ろいに寄り添いながら、過ごしていくんだろうなぁ。
そして、娘との時間も心ゆくまで楽しもう。
季節は移ろい、人生は変化する。
でも、大切なものは心の中に刻まれ、永遠に残る。
それは、昔、家族と共に過ごした時間が私の心の中にあるように。