タッ、タッタタ…
早朝、私は静けさと鳥のさえずる田舎道を歩いていた。数日前までは考えもしなかった早朝ウォーキング。その始まりは、意外にも「迷惑をかけたくない」という気持ちからだった。
来週に控えたアルプス登山。天候不順で準備不足の私は、仲間に迷惑をかけまいと焦っていた。そんな時、友人から「毎日のウォーキングを」とアドバイスをもらう。
半信半疑ながらも、私は一歩を踏み出した。
最初は億劫だった。
明るくなる頃に、起きなくてはと思いながら言い訳を考えている自分がいたが、少し意識がボーッとしている寝起きに強制的に運動靴を履いて外に出る。
真夏とは言え、台風襲来の前兆で辺りはどんよりと曇っており、今にも雨が降りそうでした。幸にも、これで言い訳がつくと行かないことを選択する自分もいたが、今日は初日なのでとりあえず靴をはいて表に出ることにした。
雨が降りそうな雲行きに少しほっとして少しだけ歩いてみた。
そこから20分。翌日は30分。驚いたことに、体が少しずつ楽になっていく。
そして気づいた。この小さな習慣が、私の中に大きな変化をもたらしていることに。
スマートウォッチの円形のリングが埋まっていく。それは単なる数字ではない。「今日も頑張った」という充実感、そして「やる気」の可視化だった。
気がつけば、行かない日にはもぞもぞした落ち着きのなさを感じるようになっていた。迷惑をかけないでおこうと始めたことが、いつしか自分自身のエネルギーに変わっていたのだ。
誰かのために始めることの力
この経験を通して私が伝えたいこと。
それは、自分のためだけでなく、誰かのために始めることの力だ。それは予想以上のエネルギーを生み、思いがけない自己成長をもたらすかもしれない。
あなたの中にも、誰かのためにできることはないだろうか。その小さな一歩が、あなた自身を変える大きな一歩になるかもしれない。
今まで上手く行かなかったことは、自分のために始めたから?と自分に問うてみた。
もしかして、誰かのためにと置き換えることで上手く行くことがあるかもしれません。
エネルギーのベクトルを自分に向けて、誰のためにやっているかを考えることが、大きなパワーを生み出す源かもしれませんね。
ちょっと、考え方を変えてみませんか?そしたら、一歩が踏み出せるかもしれません。
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