先日読んだ本の中で、とても興味深い本がありましたので、ここで紹介しておきます。
『ヤバい経済学』です。
あらゆるものの裏側には、原因と結果があるようで、2人の経済学者が検証しながら、仮説は本当かどうか?を紐解いていきます。
映画もあるようなので、3センチほどある本の厚みに後ずさりされる方は、動画をご覧下さいね。
完璧な子育てとは?
ここでは、試験の点数と親との相関性について記載されていました。
高い相関がある
- 親の教育水準が高い
- 親の社会的地位・所得が高い
- 母親が最初の子どもを産んだときに30歳以上だった
- 生まれたとき未熟児だった
- 親は家で英語を話す
- 養子である
- 親がPTA活動をやっている
- 家に本がたくさんある
相関がない
- 家族関係が保たれている
- 最近よい界隈に引っ越した
- その子が生まれてから幼稚園に入るまで、母親は仕事に就かなかった
- ヘッドスタート・プログラムに参加した
- 親はその子をよく美術館に連れて行く
- 親によくぶたれる
- テレビをよく見る
- ほとんど毎日親が本を読んでくれる
だそうです。
詳しい理由については、本に記載されていますが、親御さんの教育水準と社会・経済的地位の高さはいい成績ととても相関しているようでして、そんなこと言っちゃ〜夢も希望もない分けで‥
それでも、私たち親は、子供が立派に育ってくれれば!と思い、手を変え品を変えて頑張る分けですね。
親がどんな人か?
本書では、一つ目のリストで挙がっているのは、親がどんな人か?
二つ目のリストに挙がっているのは親が何をするかです。
なんらかの事情で養子に出された子供は、遺伝子ではなく、育てられた親の影響が強いものだと結論付けています。
親の背中を見て子は育つ
確かに、うちの子はずば抜けて成績がいい訳ではありません。
子供が小さい頃は、どんなことでも、うちの子天才ではなかろうか?!と思ったものです。
本当、親バカですね〜。
小学校に入ると徐々に天才から普通の子供になり、今では、何を言っても、何を望んでも親の言うとうりになりません。
そうです。それは、子供が成長した証拠でもあるのです。
これからは、親として何をするのかではなく、私がどんな人かが重要だと考えています。
本書では、大事なことはずっと前に決まってしまっている。ーあなたがどんな人と結婚して、どんな人生を歩んでいたか、です。
でも、私達は今もなお、人生を歩んでいます。
子供たちが立派に成長し、次の世代に橋渡しができるよう、今、私達がどうあるべきか?
これが大切なのかな〜と思ったりしています。
〜秋の夜長に、虫の音を聞きながら思うこと〜