スーパーに行けば何でも手に入るのは、加工技術が進化したり無駄に防腐剤などの添加物が入っていたり、輸入だったりするからですが、本来は食べ物には旬と言うのがありまして、味噌もそうなんです。
昔は、私もそんな知識がなかったから、作ったら直ぐに食べられると思っていたんですよね。笑
手作り味噌の仕込み時期
実は味噌は、寒仕込みと言って、12月から2月末までに作るとされています。
これは、仕込んだ味噌をしっかり低温で熟成させるためと、春から夏にかけて徐々に気温を利用して発酵させていく為なのです。
コロナ禍で、集団でやっていた味噌作りがなくなり早3年。
毎年60キロ近く作っていた味噌も底を尽きてきて、冷蔵庫にはあと僅かの味噌しか無くなりなんだか悲しい気分でした。
特に、今年に入ってからは、玄米ご飯と味噌汁が毎食の日課だったので、この味噌が無くなると思うと、どう考えても寂しすぎるのです。
ここ10年以上市販の味噌を味わったことが無く、手作り味噌が無くなることがちょっと不安になるぐらい私の口に合っていたのです。
私の料理は、凝ったものではなく、どちらかというと素材で勝負していた為、何を作っても何を食べても新鮮な野菜や魚、肉の持ち味が美味しくて、これでええんと違うの?家庭料理は!と思っています。
特に毎日食べる味噌汁は、発酵食品としても、大豆タンパク質としての栄養価と最高です。うまい!!
やっぱ家で作ろう!!と思い、ようやく重たい腰を上げたのです。
もう、春なので作るのは無理かなぁと思って発酵師の梅村小百合さんに尋ねたら、
『お味噌は12月から2月末までに作るのが美味しくできます。
4月でも味噌は作れますが、塩と大豆が馴染む前に麹がどんどん発酵してしまいます。
ちゃんと出来上がりますが、少しだけ塩の角が立つ感じです。
まぁ、それを気にしなければ良いと思います♪』
とのこと、加えて、奈良漬けで有名ないせ弥さんに聞いたら、うちも今日、最後の味噌作りをしたところです。とのこと。
なんせ、宇陀はまだ朝5度前後と都心部に比べて温度が低いのでなんとかなりそうです。
材料
- 麹3kg
- 大豆3kg
- 塩1kg
とシンプルな材料
麹は家で作ると発酵の温度管理が面倒なので、地元のいせ弥さんで生の麹を購入しました。
ホットクックで一昼夜浸けた大豆を500gずつ1時間かけて手動で蒸します。大釜の圧力鍋があれば一髪でできるのだけど、家庭用なら致し方ありません。
ここは時間をかけてボチボチやるのみです。
家で作る際に一番問題なのが、蒸した大豆と塩と麹を粉砕するのに凄く手間がかかるのです。
で、思い切って買ったのが電動フードミンサー。健康への投資です。笑
作り方
- 大豆は洗って、一昼夜水に漬ける。倍に膨らむので大豆を漬ける際の水と容器に注意してください
- 翌日、ホットクックで一昼夜浸けた大豆500gを1時間かけて手動で蒸します。
- 一気にやってしまうと大変なので、麹500g、蒸した大豆(大豆500g)と塩200gをバットでまんべんなく手で混ぜ合わせ、ミンサーに入れてミンチにします。
- 出てきたひき肉のような発酵前の味噌を桶に押さえるように均していきます。
- 最後にサランラップを被せてその上から塩を多めに乗せて蓋をして、涼しい納戸に置き、秋まで待つと出来上がりです。
思いったたら吉日 Amazon様さま
思い立ってから、2日。
慌てて、出来立ての麹をいせ弥さんに買いに行って、Amazonで国産大豆と電動フードミンサーを買って作っています。
とりあえず、これで秋からも味噌が楽しめるぞ!
よし💕
ようやく、気持ちが落ち着いた!そんな気分です。
今朝の気温はこんな感じで、まだまだストーブは手放せません。
キャリアコーチの視点
思い立ったら吉日、チャンスの女神には前髪しかない。実は、味噌作りには季節があって、それを逃すと、自分の手作り味噌は1年間食べることができなくなります。
私は、はじめ味噌作りをやろうか、どうしようか迷っていたので、時期を逃しかけました。最後のギリギリの時期に重たい腰を上げて、味噌作りを完成しました。
あの時に味噌作りをやっていなかったら、私は、1年間後悔することになっていたでしょう。
なんだか、モヤっとやらなくっちゃと思っていたことが、出来て、気持ちもスッキリしました。
心がモヤモヤしたことがあったら、思い立ったら吉日です。行動を始めてみませんか?