皆さんは、買おうか?買うまいか…悩んだ時、何を基準に判断していますか?
もちろん、価格や本当に欲しいか?は大事な判断基準ですが、それに加えて、五感も影響しているんじゃないかと思っています。
なので、この優位性を理解しておく事で、買い物などでの商品選びも選択しやすくなるのでは?と思っています。
そしてこれを知っておくと、下記のようなメリットがあります。
- 迷わない
- 改善の余地が生まれる
- やらされ感が無くなる
- 心が落ち着く
- 相手のことも理解できる
五感の優位性
五感には、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚とありますよね。
お料理を楽しむ時には、味覚を、音楽を楽しむ時には聴覚を、絵を見るときは視覚をと、場面に応じて、私たちは感覚の優位性を使い分けています。
これらの感覚、実は人によって生活の中でどのくらい優先させているかが違うようです。
親子であっても優位性は違います
うちの娘は、聴覚が鋭敏で、小さい頃は、ピアノの音が狂ってくるとドレミの音階が雑音に聞こえて嫌だったようです。
なので、ピアノの調律をしてもらったらあ〜〜スッキリした!とよく言ってました。
年齢と共に、その感覚が慣れてきたせいもあって生活には支障がなかったのですが、ちょっとした音に対して小さい頃はとても敏感で、気になって眠れないとか、敏感になり過ぎて頭が痛いと思うことがしばしばあったようです。
私にとっては、聴覚優位でないので、この子何言ってるんだろう?と不思議でたまらなかったことを覚えています。
とは言え、こういった優位性が人それぞれあり、私の場合は、多分、視覚に働いていると思います。
商品選びにも五感の優位性が出る
実は、数日前にケトル(瞬間湯沸かし器)の水漏れが徐々にひどくなってきたので、新しい商品を購入しました。
実は、家には頂き物のケトルがもう一台あり、色が茶色だったのでどうもキッチンにそぐわないなぁと思って物置にしまっていました。
普通なら、わざわざ新しいものを買わなくても茶色のケトルを使うのですが、どうも、そこに置くこと自体、私の気持ちがしっくりいっていなかったんです。
価格も3,000円程でしたので、まぁ6年ぐらいは使えるので、やはり自分の気に入った色(私の場合は白)を購入することに決めました。
主人に言わせれば、もう一つあるんだからそれを使えばいいじゃない?とアドバイスされましたが、「どうもこの色だとしっくりこないのよねっ」と言って購入を決めました。
もし、このことを自分自身が理解していなかったら、「そうだね、もったいないから使おう」とし、この違和感を更に数年間持ち続けていたことでしょう。
自分の優位性を理解するメリット
このように、自分は何を優位にしているかを理解しておくと、買い物の判断基準はとても楽になります。
反対に、聴覚についてはそれほど敏感じゃないので、多少性能が落ちる音質のイヤホンを着けても気になりません。
臭覚についても、もともと、花粉症の為かそんなに敏感ではないので、よほど悪臭でなければこちらもあまり気にならないのです。
触覚についても、四六時中身に付けている衣類でさえも、肌が荒れたりする程酷い物以外はそんなに気になりません。強いて言えば、機能性が悪い洋服は、使用感にイラっとくるのでこれについては気をつけています。
このように、人によって様々なこだわりがあるようです。
こういった五感の優位性を意識しておくと、どういった時に自分が嫌な感情が起こるのかというのがはっきりと自分の中で認識できるので、改善の余地が生まれます。
また、認識しているからこそ、相手がそれを否定したり、アドバイスされても、自分はこういうところが嫌だからとはっきり説明できるので、相手に対してのやらされ感などの感情が起こりません。
他には、車の中の内装についてです。よく、かわいいからといって、マスコットをミラやミラーにつけたりシールを貼ったりする人がいますが、私はどちらかと言うと、シンプルに掃除がしやすい形が好きですし、運転中にこういった雑音ならぬ雑色が絶えず映り込むことが苦手です。
これも、私の視覚優位がそうさせているのだと思います。
もちろん、車中のデザインにこだわりのある人も、自分の中でかわいいとか、おしゃれと言うような視覚優位が働いているので、相手の気持ちも理解できるようになります。
人がどのようにするかはさておき、自分の優位性を知っておくと、こういった判断基準が楽になりますし、相手のことも、分かり合えるのではないでしょうか?
視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚、優位性をつけるとしたら、あなたはどのタイプですか?
過去の買い物からでもその優位性がわかるので一度検証してみてください。
これを、ふわぁっとでもいいので解っておくと、相手のことも、自分のことも分かり合える手がかりや判断基準が得られるはずですね。
では、また!