心の中でなんとなくやってみたいなーとか、こうなったらいいなぁって思うことありませんか?
とは言え、現状考えるとあーめんどくさいとか、したいんだけどどうやっていいのかわからない、などそれをするにあたりいろいろな問題点が浮かび上がってきて、まぁいっかって感じであきらめることありませんか?
私もいつもそんな感じです。(自慢じゃないですけど)
コロナ禍で挑戦した事
しかし、今回コロナ禍で学んだ1つの事は、思い切って日本商工会議所がやっている小規模事業者持続化給付金コロナ特別対応型について調べ、給付金を受けて新しいビジネスにトライしてみようと言うことでした。
実は、私は農業を営んでおりまして、生きていく上での生活に直結していない花作りという農業は、経営に大きなダメージがありました。
大体、国民が疫病に対して生死の恐怖を感じているときに、ゆとりをわざわざお金を出して買おうと言う気にはなりませんよね。
特に春先は完全にイベントが中止され、公園やアミューズメントパークでの植栽すら削られていってる昨今、私たちの仕事も危機感を感じています。
そこで、こんな時期を有効に生かし助成金について調べてみることにしました。
何をしたいのかを明確に問われる評価システム
支援金は簡単にもらえるものと、そうでないものがあります。
特に、政府から全体にもらえるものは手続きも簡単なのですが、経営状況を踏まえた会社や個人の企業に対しての特定の支援金については、かなりの評価基準が厳しいです。
- レポート用紙5枚にわたる経営計画書
- 事業内容
- 経営方針
- 75ページにも渡るガイドラインの理解
- 誓約書数枚
と説明を聞いたときは、フラッと気が遠くなり、『いやこれじゃ、いつになったらできるかどうかわからんし、どれだけ頑張っても申請が通るかどうかわからないし、このエネルギーはちゃんと仕事に使ったほうがいいんじゃないか?』と言うことが何度も私の心の中によぎりました。
やっぱやめた…!と思っていたのですが、夏は仕事も育苗期と言うことで少し時間があることと、今までこういった給付金をもらったことがないのでチャレンジしてみたいという気持ちがありました。
また、もしこれに失敗したとしても、やらない時と同じで、そもそも失うものは、私の労力だけ。という当たり前のことに気づき、「今、やる!」を前提に動き始めました。
決めると色々情報が集まってくる
おかげさまで、やると言う前提条件で開始すると、以前給付金を申請した友人が、書き方についていろいろと教えてくれましたし、商工会議所の方で記入例があったので、それを参考に書き始めましたのです。
そもそも、ブログを書くことを続けていたおかげで、私の描く力と言うのは微力ながら鍛えられていました。
休日の半日を使って、とりあえず現状と給付金を受けた後どういったビジネス展開ができるか?というレポートは仕上がりましたが、書く内容以前に、この事業をなぜやりたいか?実現した後にはどういった形になっていたいか?を自分の中で明確にする必要性があります。
実際、それが明確でないと相手に伝わらないと言うことが、給付金申請書を書く上でとても学びになりました。
実際、商工会議所や農業普及所の職員の方に、何度も何度もフィードバックを受けました。
「この文章では相手が思い描くような情景が描かれてませんね。と言う指摘がありました。伝えたい事はよくわかるんですけど…。この辺をうまく編集してもらえませんか?」と言われ、
いやぁーー…よくわかるんですけど、それを言葉にするってほんとに難しかったです。
そして、何度も何度もフィードバックを受け、ようやく提出完了しました。
フィードバックの重要性
今回、学んだ事はフィードバックされると言うのは本当に辛いものだと感じたことです。
そして、その背景には、自分はいつもそんな嫌なフィードバックから逃げていたんだという気づきにもなりました。
フィードバックとは
- 相手に評価をしてもらうシステム
- 軌道修正や動機付けを促す
- 目に見えない大人のテスト
- 相手に評価されるが、見える化しないと伝わりにくい
- 客観視できる
フィードバックを繰り返した後は、
- 改善点がわかる
- 改善点をさらに改善することで相手から認められる
- 認められると自己肯定感が上がる
- 達成感が味わえる
というふうに、乗り越えた後の達成感が味わえる日々でもありました。
フィードバック機能を取り入れて、どんどんチャレンジして行こう
かなり厳しい申請内容だったので、これが採択されるかどうかは微妙です。
しかしこの10日間でいたものは、やり遂げたという達成感と頑張った自分に褒めてあげたいと言うことです。
さらに、たくさんの人から応援してもらったことの感謝と、今後それに自分が答えていかないといけないと言う次の励みにもなりました。
これからも、コロナ禍という規制がある中で自分ができることを模索し、チャレンジし続けると言うことをどんどんしていきたいと思っています。