私がお盆の過ごし方についてブログを書いたところ、皆さんからすれば非日常的な過ごし方だったようで驚かれました。
お盆休み、田舎の主婦は帰省ラッシュで忙しい!
私にすれば毎年、当たり前のことのようにやっていることなんですが、、、。
そこで、私が嫁いできたときはどんな状態だったかを書いてみたいと思います。
25年前、私は花を作る農家に嫁いできました。
当時は、水道も井戸水でトイレはトッポン便所、夜にはネオンの代わりに田んぼから聞こえるカエルの鳴き声がとてもうるさい、のどかな田舎でした。
そして、今でもその風景は変わっていません。笑
義父の弟は、すぐに側でいたのですが、その頃は、まだ祖父母が健在だったため、おじいちゃんの兄弟や、父の弟が、ことあるごとに家に訪問していました。
まぁ、私が嫁いで来たのですからどちらかというと私が受け入れると言うよりも、皆さんが暖かく受け入れてくださったという感じです。
というのも、おじいちゃんは長男で、代々続く家柄で、いわゆる本家だった訳です。
当然、お盆やお彼岸、お正月には親戚が寄り合い、それに輪をかけて義父が、色々な社会活動していたのでひと月に4〜5回は人が寄ってきます。
客間のテーブルには必ずお菓子が用意してありましたし、来客が手土産を持ってこられるので、帰りに持たすために畑でとれた野菜やお米、花などが必ず玄関先に常備してありました。
こられるとお茶やお菓子を出したり、話がついつい弾むとお寿司などをとって、簡単に食べてもらうこともしばしばありました。
嫁いで来た当初は少し驚きましたが、来られる方がもとても気さくな方でしたし、接待しなければならないというやされれ感は1度も感じたことはありませんでした。
今から考えると祖父母が、私に気を遣って色々と工夫をしてくれていたんだと思います。
そんな名残もあり、祖父母がなくなった今でも、田舎を懐かしんで親戚達がお盆やお彼岸には、お墓参りに足を運んでくれます。
私たちは会社員ではなく、家業を営んでいますので、比較的自由な時間も取りやすく、夫婦で協力してお客様を招くことも日常茶飯事でした。
なので、親戚に限らず、近所の方や従業員の方、友人など、今ではたくさんの方が来られても、それを大げさに大変だと思うことがありません。
少子化が進んで、食卓をみんなで囲むようなことが少なくなった現代社会では、時々実家に帰ってきて、大勢の方々と昔話を楽しまれているようです。
これが、25年間積み重ねてきた私の普通の生活です。
皆さんには不思議に思われるかもしれませんね。