カナダの大自然を満喫中のガネーシャと私は景色だけでなく、食事も十分堪能してきました。
バンフの街で、ひときは際立ってるいるのがバンフスプリングスホテルです。
西洋の古城を思わせるこのホテルは、名前のとうり後ろにそびえ立つサルファー山から温泉をひいて、この地に1888年リゾートホテルとして建てられました。
ガネーシャが思い出の地に行きたいと、私を引っ張って行きましたが、何のことやらさっぱりわかりません。
私たちの宿泊しているホテルから徒歩30分程で、バンフの繁華街を通り抜けて行きます。そこには可愛いお土産物屋さんや誘惑の多いお菓子屋さんなどが3区画ほどの場所にひしめき合ってるいます。
そんなショッピングアーケードを横目に見ながらボウ川を渡り程なく目的地であるバンフスプリングスホテルに到着しました。
夏のハイシーズンということで、ホテルは非常に混んでいましたが、夕食のレストランへと向かいました。
食べ方で変わるダイエット法
席について、何を注文しようか迷っていましたら、ガネーシャが食べ方ダイエットについて教えてくれました。
先ず…
最初の一口がとても重要だということです。
パンやごはんなど急激に血糖値が上がる食べ物をはじめに食べてしまうと、インシュリンが出で、脳にもっと、もっと、も〜っと食べたいーーー!と、指令を送ってしまいます。
こうなると、なかなか自分でコントロールする事が難しい訳です。
ですから,先づ、サラダのような野菜もしくはスープ類から手をつけて、メインのお肉や魚を食べるように教えられました。
う〜ん、これって以前流行った食べ方ダイエット法に似ています。
要するにフルコースの際に出されてくる順番のと同じように食べて行きます。
そうしているうちに、徐々にお腹が満腹感を味わい、かつ、一番はじめにパンやごはんなどを食べないため血糖値の急激な増加が抑えられます。
もちろん、ごはんやパンを食べてもいいですが、食べる量は少なめ。最後に一握り程度の穀物類だそうです。
デザート類は可能ならフルーツのみで、甘い菓子類は食べるともっと食べた〜い!心境にかられるので、食べない事を習慣化するようです。
なるほど〜、理屈は分かりました!
あ〜、こんな美味しいものを前にしてできるかどうか…
だのに、横でガネーシャが、パクパク『ここのパンさすがにうまいなぁ〜、バターつけて食べても、オリーブ油つけてもほんまうますぎるわ〜』って、嫌味なぐらいうるさいねん。
マリリンモンローと共に、贅沢を味わう
「あのね〜、麗しのマリリンちゃんかて、ここでわしと一緒に食事したんやで〜。
『ガネーシャさん、お口にお魚が…』て、言うてやさーしくナプキンで口を拭いてくれたんや。その時の魅惑的な笑顔が忘れられませ〜ん。」
「は?、あ〜」ま〜、デレーとして妄想にふけるのもいいか…と寛大な心でうなずいてみた。
するとガネーシャが一枚の思い出の写真を取り出し、
「いいか!お色気マリリンモンローからの脱皮を考えていた彼女はな、ロバート・ミッチャム氏との『帰らざる河』を撮影した時にこのホテルに滞在していてな〜。
もちろん、わしも一緒や〜。
彼女は、撮影中、足に怪我を負いずっとサポートしながら撮影していたんやで、やっぱ、このプロ根性見習わんとな〜。
みてみ〜、このリラックスした笑顔。
あ〜、可愛い過ぎて、今でも胸がキューンとなるわ。
あんたもね〜、ちょっと素敵になったらどう?
ガネーシャの教え
ま、腹八文はささいなことに見えるかもわからんけど、これ、今日からやってみ。食べたいと思っても腹八分で必ず抑えるんや。そうやって自分で自分をコントロールすることが楽しめるようになったら、生活変わってくるで
とガネーシャは私に教えを説いた。
いや、そんなことしんでもあんたがきてから生活変わったわ…と心の中でつぶやいた。
とは言え、ガネーシャは私のパンにまで手を伸ばしムシャムシャ食べている。
ガネーシャの教えは、ほんまか?!
と、ツッコミを入れたかったが、一流ホテルの雰囲気に飲まれて今日は止めておいた。
そして、旅行中、食っちゃ寝〜の習慣が加速されたのは事実だった。
使用上の注意
どれだけ学んでも、たくさん食べたら元の黙阿弥。
アァ〜