「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という本をご存知ですか?
そうそう、『もしドラ』です。
ビジネス界では超有名なP.Fドラッガー氏が書いた名著『マネジメント』を高校野球部のマネージャーがこれを読み解き、わかりやすくストーリー化したものです。
何故、この本が100万部突発の売り上げを記録したのでしょうか?
これは、ビジネスだけのマネジメントではなく、生きていく中で、たくさんのトラブルを回避できるヒントが隠されていたからではないでしょうか?
生活の中で起こるさまざまなトラブル
自分は頑張ったつもりでしたが、それなりの評価しかもらえず、なんだかモヤッとしたこありませんか?
起業した方や、既に経営者の方は、数字や業績で常に厳しい評価を受けますし、サラリーマンや公務員の方、学生の方は、常に上の人からの評価で気持ちが凹んだりしますよね。
このように、どんな職業で、どのような立場でも、社会生活で厳しい評価を受けることがあります。
これをドラッカー氏の『マネジメント』に置き換えて考えてみました。
顧客とは?
ドラッカー氏は著書で、
「苦境に立った時こそ、もう一度問い直さなければならない。『われわれの事業は何か』ということです。」
と述べています。
え?それぐらいわかってるって?
そうなんです。聞かれたらわかりますよね。
では、ここで質問です。
「あなたの顧客は誰ですか?」です。
ビジネス本であるが人生においての原理原則は変わらない
顧客とは、自分が提供するサービスをお金を払って受け取っている人のことですよね。
では、事業主ではなくて、サラリーマンや主婦、学生にとっての顧客って誰なんでしょう?
もちろん、消費者すなわち財やサービスの最終利用者は顧客ですが、消費者だけが顧客ではないのです。
主婦にとっての顧客は家族だし、学生にとっての顧客は、先生や親だと言えるでしょう。
サラリーマンに至っては、最終消費者以外に、得意先も顧客として重要になってきます。
このように、ビジネス書ですが、消費者や商品という商売の話だけではなく、自分の問題点と置き換えることによって、問題が自ずから見えてくることもあるでしょう。
軸があると問題解決が明確になってくる
このように、迷った時は大きな視野を持って見渡すことが大切なのです。
今回は、友人の職場で起きた人事評価を聞いて、私が感じたを書いてみました。
評価が自分の意図としない方向に行くことも、往々にしてあります。
しかし、どのように評価されようとも、原理原則は一緒ではないのか?と思います。
私も、もう一度原点に戻って考えてみたいキーワードでした。
ポイント
迷った時は、元に戻って大きな視野で見てください。
要するに、顧客は誰か?
そして、顧客を満足させるために取り組むべき問題を洗いだしましょう。