毎日暑い夏が続いてくると、農場で仕事をしていても汗がびっしょり。いつもお昼前にシャワーを浴びてランチタイムです。洗濯はこまめにしてもすぐ乾くので、本当にそれだけは気持ちのいい毎日です。
さて、4泊5日の北海道旅行では、長期旅行のようなスケジュールでしたので、途中で洗濯物を回わしたいなぁと考えていました。5日間の衣類の準備はしていたものの、スーツケースの中で汗まみれになった衣類を長期間そのままにしておくのは忍びません。
今回、そういった意味でホテル選びも重要なポイントだったと思います。
私がいつもどうやってホテルを選んでいるかについて、少し書いてみたいと思います。
グルメを重視したホテル選び
まず旅の楽しみは観光もさることながら、やはり食ではないでしょうか。
特に北海道ではおいしい海鮮料理が食べられることは言うまでもありません。北海道に行くと知人に伝えたところ、ぜひとも6月から8月まで旬のウニを食べてきてと、オススメのお宿を紹介していただきました。
こちらは積丹半島にある「美国観光ハウス」という食事中心のホテル(オーベルジュ)です。2012年にはミシュラン二ツ星を獲得されたようで、ならばぜひ訪れたいと思っていましたが、お食事をいただくには宿泊するしかないようです。
なので、まず飛行機を予約する前にこちらのホテルに宿泊できるかどうかの確認を取ってみました。
ラッキーなことに1部屋だけ空いていたので速攻で予約し、その前後で飛行機を取りました。
さすがにオーベルジュと言われるだけあって、宿泊費共で4万円弱というまずまずの価格帯。
やはりせっかく北海道に行くのだからと、メリハリのある良いお宿を選択しました。ということは、その前後は少々安くてもビジネスホテルなどに泊まって旅を楽しむしかありません。早めに予約を取ったので、ビジネスホテルなら朝食付きでお一人様6,000円から8,000円前後で泊まれます。
もちろん風情のある旅館というのも捨てがたかったので、1泊目はビジネスホテル、2泊目は函館の湯の川温泉にある旅館、3日目はオーベルジュ、そして最後の日は札幌でビジネスホテルとなりました。
宿泊先での洗濯事情
1日目では衣類を洗濯する気にはなれず、結局コインランドリーを併設しているビジネスホテルが最終日にあったので、ここで洗濯となりました。
ホテルとこういった旅館との最大の差は、ランドリー設備があるかということと、ベッド近くにコンセントが併設されているかという点です。
やはり昔の旅館はコンセントが少なく、携帯を充電するにも少し面倒なところがあります。
2日目の温泉エリアにある旅館は朝食・お風呂もリーズナブルな価格ながら旅情を楽しめましたが、そろそろ洗濯物をしたり、携帯を充電するためにわざわざ洗面所に行かないといけないこともあって、いささか面倒でした。
3日目のオーベルジュでの滞在は、もちろんすべてにおいてさすが値段だけあって、食事内容も滞在時間もゆったりと過ごすことができました。
それでも、充電するためのコンセントが少ないというのは、多少なりともストレスに感じます。
やはりこれだけ私たちの生活は携帯などのIT機器に依存しているのだと実感しています。
4日目のビジネスホテルは日曜日宿泊ということもあって、安くて比較的ランクの高いビジネスホテルに滞在することができました。
とはいえ、ランドリールームは最新式で自動投入の洗剤が使われ、他の人が勝手に開けることができないように暗証番号で扉が開かないようになっていました。これだといたずらされたりすることがなく安心ですよね。
さて、スーツケースから取り出した汗ばんだ衣類は、さすがに日中の気温と湿気でかなりむっとした臭いでした(笑)。
翌日には帰るとはいえ、とにかく洗濯をすることにしました。
実はあの臭いをかいだ瞬間、絶対早く洗濯したいと思ったのは事実です。臭かった〜(笑)
部屋は比較的空調が整っていて乾燥していますので、夏の衣類ということもあって翌朝にはきれいに乾いていました。
3日以上の宿泊では、コインランドリーが併設されているビジネスホテルを使うのは本当にオススメです。
また、シングルユースだとさほど不便も感じないのですが、ビジネスホテルでツインだと朝起きての洗顔やシャワーも時間帯を選ばないと宿泊相手に迷惑がかかってしまいます。
そんな時は、ビジネスホテルであっても大浴場が併設されているとなんだかホッとしますよね。
旅先での工夫
もう一つ助かったなぁと思ったことは、水筒の利用です。これは、南米でよく携帯しとても便利だったので、暑い夏の旅行にも同じく大活躍しました。
氷はホテルの製氷機で入れるか、朝食会場で氷をもらいます。
必要な時に飲みたい分だけ水やお茶を水筒に投入します。これによってコンビニで買ったお茶や水もいつも冷たい状態で飲むことができますし、いちいちそのためにコンビニに立ち寄らなくても良くなるので、時間やお金の節約にもなります。
当然コンビニで買った時はそのまま冷たいのでペットボトルで飲みますが、残ったりしたものはこちらの水筒に入れて持ち歩くという感じです。
夏場の水分補給には良いですね。
朝食付きプランの活用
ビジネスホテルでの宿泊では、朝食が付いているプランなどをよく利用します。
理由は、早めに朝食を食べて観光に行っても、朝にしっかり食べているので結構夕方まで腹持ちが良いということです。
加えて北海道旅行ではなかなか飲食店が高速道路や道の駅のようなドライブインしかなかったので、休憩の合間に、ちょっとしたものをお昼に食べるという感じでした。
もちろん夕飯にお寿司やその滞在先でのおいしい名物料理を食べるので、食に関しては不満はありません。
むしろ食べ過ぎたかな!?って感じです。
最後の日のビジネスホテルでは美味しそうな朝食を横目に見ながら食事をパスしました。
さすがに豪華な食生活でしたので、胃腸を休めないとと、ここはグッと我慢!
このように、宿泊先もある程度メリハリをつけることで、さらに食への楽しみも増してくるようです。
積丹半島のウニについて
そういえば、私も娘もウニは好物ではなかったのですが、積丹半島で食べる下駄にのっていないウニは、ミョウバンなどを使っていないので、とても新鮮でかつクセのないクリーミーさがあり、おいしかったです。
加えて、ホテルは6組ほどしか泊まっていないので、ウニを食べる前に取り出してくれますから、新鮮そのものです。
ウニが美味しい理由
- 「ムラサキウニ」と「バフンウニ」が旬を迎える時期
– 夏(6月〜8月)はウニの最盛期
– 特に「バフンウニ(エゾバフンウニ)」は濃厚で甘みが強く、人気が高い
– この時期、身がぎっしり詰まり、味がのっている
- 積丹の海は「透明度抜群」
– 余分な泥や川の流入が少ないため、海がとても清らか
– ウニは綺麗な水質で育つほど、雑味がなく、風味がクリアで甘みが引き立つ
- 餌となる昆布が極上
– 積丹の海は良質な昆布(特にミツイシ昆布)が豊富
– ウニはこの昆布を食べて育つため、昆布由来の旨味や甘みがウニに移る
– いわば「昆布を食べて育った高級和牛」みたいなもの
- 鮮度抜群!獲れたてが食べられる
– 積丹では朝獲れのウニをそのまま提供してくれる店が多い
– ミョウバン(保存料)を使わない「無添加生ウニ」が味わえるのは現地ならでは
- 職人のさばき技術
– 漁師さんや地元の料理人がウニの扱いに慣れていて、雑に崩れたり苦味が残ったりしない
– 一つひとつ丁寧に殻から取り出して盛り付けてくれる
このように、ここでしか食べれないウニを堪能したことで、旅の魅力は豪華さと季節感が増し、忘れらない旅行となりました。
積丹半島は札幌から車で3時間ほどです。
是非、積丹ブルーの海の青さとこの季節でしか味わえないウニや様々な鮮魚をお楽しみください。