先日のコーチとのセッションで、面白い気づきがありました。
私は「やりたいこと」は概ね決めているのに、「やりたくないこと」はなんとなくぼやけているなぁと。今日はそのことについて書いてみたいと思います。
「アイドリング状態」とは
最近、私の中で「アイドリング状態」って言葉が、今の自分にすごくマッチしているんです。セッション中に、今年はそんなアイドリング状態を続けながら、本当にやりたいことが見つかったら、すぐに動き出せるように準備していきたいなぁ、って話をしていました。意気揚々と話し始めていた私は、やりたいことが明確だったのでそれをどうやったら続けていくかに私の気持ちは焦点が当たっていたんです。
「そのアイドリング状態ってどんな感じ?」というコーチの質問に、得意げに(笑)私なりの説明をしてみました。
私の考えるアイドリング状態は、車のエンジンみたいなもの。
完全に切っちゃうわけでもないし、かといってフル回転させるわけでもない。
そんな感じで物事を続けていく状態のことです。
具体的に言うと、こんな感じです:
- やりたいことは完全に諦めたりしない
- やる気が下がっても、ちょっとずつでも続ける
- 「よーし、頑張るぞ!」じゃなくて「まぁ、ぼちぼちやっていくか」くらいの気持ち
アイドリング状態の大切さ
実は、年を重ねるにつれて、このアイドリング状態の大切さがどんどん分かってきました。
昔は少しぐらい運動しなくても、すぐに体力が戻ってきたし、勉強も簡単に記憶が定着していました。
でも今は、しばらく何もしないでいると、元の状態に戻すのにすごく時間がかかります。
登山だと、今まで簡単に登れていた山が、直ぐに息が切れて翌日筋肉痛になったり…。
気づかなかった「やらないこと」
そんな話をしていたら、今度はコーチから「じゃあ、逆に『やらないこと』って何かある?」って質問されました。
これが意外と答えられなかったんです。
考えてみると、私は無意識のうちに「やらないこと」を選んでいたみたい。
例えば、この前書いたブログでの豪華客船の旅行は「今はやらないかな」って何も意識せずに決めていました。
あとは、無理そうな約束は自然と避けていたり、人からの依頼も「できること」と「できないこと」の線引きが、なんとなく自然にできるようになっていたり。
多分、コーチングセッションを受けてから、次第にその辺の線引きができてきてるんだと実感しました。
意識して考えてみると、意外な発見があった
でも、こうやってブログに書いて言語化してみると、「そうだ!そうだ!」と思い出すことがひとつありました。
私が必ず守っているのが睡眠時間です。お正月でも友人との旅行中であっても、割と早めに寝るようにしています。
理由は単純で、夜更かしすると次の日がすっごく辛いから(笑)。
3〜4時間、いつもより遅く寝ただけなのに、翌日は一日中ぼーっとして何もできなくなっちゃうんですよね。何度かそういう目に遭った後は、「もう早く寝よう」って自然と思うようになりました。
こうして振り返ってみると、私は結構いろんなところで無意識の選択をしているんだなぁって気づきました。
そして、このことで自分が健康でいられるのも、精神的に安定しているのも、自分時間を意図的に作れているのも、全部つながっているんだと分かってきました。
無意識でやっていた「やらないこと」を意識下に上げていく作業が大事
今まで、「やらないこと」「やること」を決めると思い込んでいましたが、ではなくて、今までに無意識でやっていた「やってないこと」「やってること」を意識下に浮き上がらせることをやればいいんだと気づきました。
すると、自分は何を大切にしているのかという自分のポリシーみたいなのが見えてくるんではなかろうか?と思えてきました。
自分の選択をもう少し丁寧に見てみようかなぁ。
多分、コーチはこれを伝えたかったんじゃなかろうか?と、ニタニタしています。
昨日からグッと寒くなってきましたね。寒いというより、冷たいと感じる今日この頃です。
これからも、自分の決めた「やること」「やらないこと」の選択には何があるのかを、ゆっくり探っていこうと思います。