昨日は3連休の最終日、かつての体育の日。
「天高く馬肥ゆる秋」
とはまさにこのことか、快晴の空がそこはかとなく宇宙に繋がっているような錯覚すら覚えます。
こんな日にアルプスに登れたら、さぞかし最高の風景が広がっていたことでしょう。今年は登山の日に限って雨で断念することが多かったので、少し恨めしく空を見上げてしまいます。
資格とは単に「できる・できない」を示すものではありません
しかし、仕事、仕事と気持ちを切り替え、午前中はコーチングセッションと農作業に励みました。
セッションを通じて、キャリアのための資格について深く考えさせられます。
私もそうですが、自分の持つ資格がちっぽけで些細なものに感じることがあります。
時に煩わしく、その資格に全くそぐわないようにすら思えてしまう。
でも、資格とは単に「できる・できない」を示すものではありません。それは、人生のある時点で、自分がいかに真摯に向き合ってきたかを示す証。そうクライアントにフィードバックしながら、自分自身にも言い聞かせるのでした。
味噌床開封の儀
午後は、ふと2月に仕込んだ味噌のことを思い出しました。
2月に友人と一緒に味噌作りをしたのですが、寒仕込みと呼ばれる方法で、寒い時期に作って夏の間(30度以上の期間)発酵させてきました。
開封の時を迎え、20キロ弱の味噌と対面。ちょっとドキドキしながらも、黄金色に輝く味噌の姿に、思わずホッとします。
10年以上の味噌作りをしてきて、樽のまま長期保存による過発酵を避けるため、全てをジップロックに小分けして冷蔵・冷凍保存することにしています。味噌は生きもの。防腐剤を使わない以上、適切な管理が欠かせません。
よく見ると、サランラップを敷いた部分はきれいでしたが、端の方に白カビや黒カビが見られました。白カビ(産膜酵母)は問題ありませんが、黒カビは丁寧に取り除きます。もったいないという気持ちはありますが、安全第一です。
しかしながら、今年の味噌も、ふんわりと柔らかい仕上がりに満足です。
家庭を支える味噌にご挨拶
夜は、今日樽から出してきた味噌でとんかつ用のソースを作り、我が家のとんかつ祭りの始まりです。
息子の友達も加わり、賑やかな食卓に。
初々しい味噌の甘さとふんわりとした歯ごたえが、どんな料理にも合います。
特に麹が入っているので、味噌に漬け込んで焼くとお肉を柔らかくする効果もあり美味しく頂けます。
今夜は、4合のお米があっという間になくなり、笑顔溢れる夕食となりました。
大したご馳走でなくとも、みんなで囲む食卓には特別な力があります。
自家製の味噌は、そんな家族の団らんを支えてくれる調味料。
そういえば、一緒に作った皆んなは上手く発酵できたかなぁ?
幸せを噛みしめながら、お味噌さんこれから1年よろしくねーとご挨拶。
味噌樽も今日は綺麗に洗い日光浴。
7ヶ月間ご苦労様でしたとご挨拶。あとは、食べるだけ〜になりました。
黄金色のお味噌がキラキラと輝いています。
そして、「天高く馬肥ゆる秋」
空高く晴れ渡り、馬の食欲が増し、肥えてたくましくなる秋という意味があるそうですが、私も食欲が増しそうな秋の気配ですね。
あかん、あかん。笑