最近、どこかで耳にしたフレーズが心に残っています。
「将来、薬を飲むか。それとも今、体に良いものを食べるか」
なるほどな、と思いました。年を重ねるごとに、健康管理の大切さを実感しているからです。
体重増加がもたらした連鎖
私の場合、体重が増えると様々なリスクが顕在化します。ここ数年、それを身をもって感じてきました。
3年前、骨折をきっかけに、体を動かさなくなりました。
左手首の骨折が五十肩を引き起こし、それが運動不足につながり、体重が増加していく。その結果、左膝まで痛くなる――まさに踏んだり蹴ったりでした。
それで、昨年の秋から「体重を減らそう」と決意しました。ゆっくりではありますが、5キロほど減らすことができたのです。
その副産物は予想以上でした。血液検査の結果、コレステロール値が下がり、脂質の量も減少していました。
体重の増加がいかにリスクを伴うか、改めて思い知らされました。
体が教えてくれること
確かに、体重が減ると動きやすくなります。体も軽く感じます。
逆に、たった1キロ増えただけでも「あれ、背中に肉が乗っているな」と感じることがあります。
このように、体重を増やすことが私にとってかなりのリスクであることを、最近ひしひしと感じ始めました。
私にできる3つのこと
体重を減らすために、今、私が最も取り組めることは何か。それは次の3つです。
- 運動量を増やす(ただし限界がある)
- 質の良い、健康的な食べ物を選ぶ
- しっかりと睡眠を取る
一番手っ取り早く取り組めるのが睡眠の質と時間。そして二番目が、食事です。
健康的な食事とは
健康的な食事とは、バランスが良く、ある程度安価で手に入りやすく、シンプルに調理できるもの。
私はほとんどの時間を家で過ごすので、その条件はクリアできています。あとは、何を選ぶか。
そこで心がけたのが「タンパク質ファースト」です。
鶏胸肉、大豆、卵……その中で一番手っ取り早く、安価で、簡単に口に運べるもの。それが納豆でした。
納豆との新しい関係
正直に言えば、ダイエットを始めるまで納豆はほとんど食べていませんでした。今でも「自由に食べていいよ」と言われても、気軽には手が伸びません。
でも、実際に食べてみると、最近の納豆はそれほど納豆臭くないのです。
大根おろしと混ぜたり、味噌汁に入れたり、カレーと一緒に食べたり。
できるだけ工夫して、納豆を取るように心がけています。
もちろん、納豆以外の発酵食品――味噌、キムチなども大切です。毎食納豆というわけにはいきませんが、1日1パックは食べたいと思っています。
バランスの大切さ
最近、「あすケン」というアプリで食事を記録してみると、やはりバランスが大事だと実感します。
「○○が良い」と言われれば、それだけを食べる。そんな「○○ダイエット」が流行った時期もありました。
でも結局は、全体のバランスなのです。
タンパク質はファーストであっても、糖質も脂質もある程度は必要。できるだけ適正範囲に収まるよう、家での食事を工夫するようになりました。
このおかげで、血糖値の急激な乱高下も抑えられ、少しずつではありますが体重も安定してきました。時々増えることもありますが、生活が穏やかになってきたのです。
シンプルな食事の力
外食をあまりしなくなったことも、お財布にも健康にも優しい選択でした。
ちょっと面倒になるので、食べるものもできるだけシンプルに。あまり手を加えない方が体にも良いし、塩分の過剰摂取にもつながりません。
食卓を眺めると「地味だな」と思うこともあります。写真に撮っても映えないようなものが並ぶことも。
以前は子どもたちのためにと、脂っこいものや味付けの濃いものを積極的に作っていました。
でも、冒頭で述べたように――
将来、健康を害して様々な薬を飲むか。今、積極的に体に良い食べ物を選ぶか。
その選択を迫られたなら、私は後者を選びます。
食べたもので、私たちはできている
「人は食べたものでできている」と言われますが、本当にそうだと思います。
例えば、先日いただいたおまんじゅうを空腹時に一つ食べました。すると30分もしないうちに、みるみる血糖値が上がってくるのを感じたのです。
不思議なことですが、空腹であればあるほど、気分がハイテンションになったり、少し頭が痛くなったり。そんな微細な変化を感じることがあります。
逆に、朝からしっかりとバランスの良い食事を取っていると、その日の感情も、様々な出来事も、穏やかに過ごしていけるような気がします。
体が応えてくれる
便の出方も変わりました。旅行中など外出すると便秘になりがちですが、家でバランスの良い食事を取っていると、毎日きっちりとトイレに行けます。
これは、食物繊維がしっかりと胃腸の中で働き、排出機能が整っていること。
そして、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品で腸活ができ、良い菌が育っているということなのでしょう。
今日の選択が、明日を作る
最近、私が心がけていることは、ただ一つ。
将来薬を飲むという選択肢よりも、今、体により良いものを食べる。
それを念頭に、家での食生活をコントロールしています。
5年後、10年後、どんな体になっているかはわかりません。もちろん、薬を飲むこともあるでしょう。怪我をして、動けなくなることもあるかもしれません。
それでも、今の私の選択が「これで良かった」と思えるような選択を取っていく。
それが、私の今の生き方に適していると思っています。
今日、何を食べるか。それは、明日の自分への贈り物です。
